1歳~4歳差までの兄弟姉妹のメリット・デメリット                            

「将来2人目の赤ちゃんがほしいけれど、何歳差で産むのが良いんだろう?」と悩む方は多いもの。

 

「自然に赤ちゃんがきてくれたタイミングで産む」というのは理想的ではありますが、上の子の子育てのことや、パパ・ママの年齢、仕事の状況などから、ある程度の妊娠計画を立てておきたい、と考えるのは自然なことです。

 

そこで今回は、筆者の経験やママ友から聞いた、1歳~4歳差までの兄弟姉妹のメリット・デメリットをまとめてみました。兄弟姉妹の性格や関係性によって、必ずしもご紹介したメリット・デメリットがあてはまらない場合もありますが、経験談の1つとして参考にしてみてくださいね。

 

1歳差のメリット・デメリット

 

 

【メリット】

 

・まとめて子育てができる

・乳幼児の子育てにブランクがないので親のとまどいが少ない

・赤ちゃん用品の使いまわしがしやすい

 

【デメリット】

 

・「子育ての大変な時期」がかぶりやすい

・年が近いせいか兄弟姉妹のケンカが激しい

・2年連続でお金がかかる時期がくる(大学受験など)

 

1歳差の兄弟を育てている筆者のママ友は、「乳幼児の時期の子育てのつらさは、一気にやってきて、そして一気に去っていく感じ。1歳差は、2人目をできるだけ若いうちに産みたいと思っている人や、『大変な時期は一気に乗り越えたい』と思う短期決戦タイプにおすすめ!」と言っていましたよ。

           

 

             

2歳差のメリット・デメリット

 

 

【メリット】

 

・産後の体調が落ち着いてから出産に臨める

・入学式や卒業式が兄弟姉妹でかぶりにくい

・年齢が近いので一緒に遊んでくれる

 

【デメリット】

 

・つわりの時期とトイレトレーニングの時期が重なる

・上の子のイヤイヤ期と下の子の新生児期が重なる

・上の子にもまだ手がかかるのに下の子の世話に追われる

 

「2歳差の兄弟姉妹」は多いイメージがありますが、ママたちからは「上の子が『少し待って』『静かにしていて』といったお願いがまだ聞けなくて、思っていたよりも大変だった」という声が聞かれました。

 

とはいえ大変だと感じたのは主に未就学児のときで、下の子が小学生になるころには、「兄弟姉妹で仲も良いし、お互いライバルみたいに思っている部分もあって、2歳差は成長し合える関係性で良いと思う」という意見もありましたよ。

 

 

 

3歳差のメリット・デメリット

 

 

【メリット】

 

・上の子が下の子の育児を助けてくれる

・上の子がある程度親のお願いを聞いてくれる

・上の子は自分の身の回りのことをある程度自分でできる

 

【デメリット】

 

・つい上の子に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と無理をさせがちになる

・受験の時期や学費の支払い時期が重なる

・幼稚園と小学校、小学校と中学校などで、送迎の時間帯や行事が重なることがある

 

筆者のママ友の1人は、「3歳差だと、上の子がすごく大きく見えて、年齢以上のことを要求してガマンさせてしまいがちになる」と言っていました。

 

3歳というと、言葉も達者になり多くのことが「できそう」に見える年齢です。でも実際は、まだまだ親に甘えたい盛りで、この時期にママやパパの目が下の子ばかりに行ってしまうと、上の子はつらい気持ちになることも。

 

3歳ともなると、子どもは周りや自分の状況をよく理解し、覚えているもの。そのため3歳以上の年の差の場合は特に、上の子へ気を配ることが大切なようです。

 

 

 

4歳以上の年の差のメリット・デメリット

 

 

【メリット】

 

・年齢差があるためケンカが少ない

・どちらの幼少期も落ち着いて子育てができる

・上の子は下の子を一緒に育ててくれる

 

【デメリット】

 

・赤ちゃんのお世話のしかたを忘れたり、育児の常識が変わっていたりする

・兄弟姉妹どちらも楽しめる遊び場が少ない

・子育て期間が長くなりがち

 

4歳以上年齢が離れると、上の子と下の子、それぞれに時間を取りやすくなります。

 

一方で、年の差がありすぎると一緒に遊ぶのが難しくなり、兄弟姉妹の関係性が希薄になる可能性もあります。

 

 

 

4歳差の兄妹で育ち、5歳差の姉妹を育てる筆者の感想は?

 

 

筆者は4歳差の兄と2人兄妹。自分の子どもたちは5歳差の姉妹です。そのため、4歳以上の年の差がある兄弟姉妹のメリット・デメリットは身に染みてよくわかります。

 

年齢差が大きい兄弟姉妹の、親にとっての一番のメリットは、何といっても上の子が、下の子の育児のパートナーになってくれることではないでしょうか。

 

筆者が小さなころ、母はよく「お兄ちゃん、妹のことよろしくね」といって、近所に用事を済ませにいっていました。兄は面倒見の良い性格で、筆者の遊びに付き合ったり、勉強をみたりしてくれていました。

 

お互いアラフォーになりましたが、次女の里帰り出産のときに、兄のマンションに間借りをお願いするほど今でも仲が良く、筆者の娘たちも伯父にあたる兄をとても慕っています。

 

わが家の長女も、5歳下の妹の面倒を本当によく見てくれます。次女をトイレに連れていったり、お風呂で洗ってくれたり、筆者の体調が悪いときに、妹の手を引いて「一緒に静かに遊ぼうね」と言ってくれる姿は、正直なところ夫よりも(!)頼りになります。

 

子育ての期間が長くなる、家族全員が満足できる遊び場が少ないなど、デメリットももちろんありますが、筆者自身は4歳以上の年の差も悪くない!と思っています。

 

 

          

赤ちゃんは授かりもの。準備は「少し早め」がおすすめ!

 

 

筆者の子どもたちは5歳差の姉妹ですが、実際は「4歳差」を希望していました。2人目が欲しいと思ってから、1年ほど時間が必要だったのです。

 

2人目のタイミングについてご紹介してきましたが、妊娠や出産の時期をカンペキにコントロールすることはできません。また、パパ・ママの年齢が上がるにつれて、妊娠の可能性も低くなります。

 

2人目が欲しいと思ったら、望んでいるタイミングより「少し早め」から、妊娠・出産の準備を始めるのがおすすめです!