初めての子育てに戸惑うのは、パパもママも一緒です。悩みや疑問を持った時、手元に育児書があれば心が軽くなることもありますよね。
世の中には、あらゆる分野の専門家によるさまざまな育児書があります。初めて育児書を選ぶ際は、その種類と量に愕然としてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな育児書の中から、ママだけでなくパパ目線でも読みやすい本をピックアップしてみました。赤ちゃんを待ちながら、ぜひ夫婦で一緒に読んでみてはいかがでしょうか。
Contents
育児書のメリット
情報化社会の現代。インターネットがあれば、必要な時に必要な情報をすぐ検索できます。スマホ一つで簡単に操作できることなのに、わざわざ育児書に頼る必要はないだろうと考える方もいるかもしれません。
育児書は、読むのに手間と時間がかかります。また、古い本だと、価値観が現代に合わず参考にならない場合もあります。
しかし、育児書ならではのメリットもあります。
まずは、一つのテーマに関して体系的に学べる点。一冊に含まれる情報量が多いので、著者の理論に基づいた育児観を、深くじっくりと知ることができます。パパとママで同じ育児書を読み、お互いの感想を話し合うことで、自分たち夫婦としての子育て観を形づくっていくこともできますよね。
また、何度も読み返すことによって、本の内容が記憶に定着し、知識として見についていくというのも紙の本ならではのメリットです。
何が何でも育児書を読まなければいけないということはありませんが、こういったメリットのある育児書は、子育ての幅を広げてくれます。自分たち夫婦の好みや価値観に合った育児書を見つけたら、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
パパと一緒に読みたい育児書5選
育児書と言うと、子供との接し方や発達状況についてのアドバイスなどが書かれているイメージがありますよね。また、離乳食の作り方や子供の病気に関する実用書的な本もあります。しかし、そういった一般的な実用書は、日ごろあまり子供と接する機会の少ないパパにとっては、ピンとこない場合も多いでしょう。そこで、今回は、パパ目線で書かれていたり、漫画だったりと、パパの立場で読みやすいと感じられるような育児書を中心に紹介します。
パパ目線の育児書
・新しいパパの教科書
出典:Amazon
「Fathering=父親であることを楽しもう」をモットーとし、多岐にわたる父親支援事業を展開する「ファザーリングジャパン」による一冊。パパ目線で書かれた育児書なので、男性にとっては、一般的な育児書よりも分かりやすく、共感できる部分が多いのではないでしょうか。ママにとっても、パパの立場や気持ちを理解するのに役に立つのではないかと思います。
・パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学
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脳研究者である著者の池谷裕二さんが、ご自身の娘さんの育児に奮闘しながらも、脳科学の視点から子供(0歳~4歳)の発達状況について解説してくれる一冊です。脳科学というと難しいイメージがありますが、こちらは一般向けに書かれた本なので、脳科学の知識を持っていない方でも読みやすいです。
漫画だから読みやすい!
・コウノドリ(連載中)
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主人公は産科医。産婦人科を舞台に、妊娠と出産の奇跡をテーマにした大人気の漫画です。綾野剛主演でドラマ化されたので知っている方も多いのではないでしょうか。実際の現場で起こり得る数々のドラマが描かれているため、とにかく妊娠や出産に関する知識が身につきます。私が通っていた産婦人科にもこの漫画が置かれていて、毎回妊婦さんたちに大人気でした。
さまざまな角度から育児を見つめる
・成功する子は食べ物が9割 ー 幼児・小学生ママ必読! 冷蔵庫の中身がカラダの中身
出典:Amazon
子育てと言っても、子供の身の回りのお世話から食事のケア、お風呂や遊びなど、やることはたくさんあります。「何から始めて良いかわからない」というパパには、テーマを絞った育児書がおすすめ。料理や食べることが好きなパパなら、食育の本から始めてみてはいかがでしょうか。子供についお菓子を与えてすぎてしまうなど食育に無頓着なパパには、さりげなくおすすめしてみてはいかがでしょうか。
・おかたづけ育、はじめました。ーOURHOME 子どもと一緒にたのしくー
出典:Amazon
子供と一緒の生活が始まると、とにかく家の中が片付かない!部屋がゴチャゴチャしていると、気持ちもすっきりしません。そんな毎日のプチストレスを解決してくれるのが、こちらの本です。楽しみながら家族全員が楽になる仕組みを作るという考え方は、片づけだけでなく、家事全般に通じる両立の知恵。著者である整理収納アドバイザーのEMIさんによる他の著書や商品も、夫婦で協力するためのアイデア満載です。
まとめ
育児に正解はないように、育児書にも「これさえ読めば大丈夫」という正解本はありません。本屋や図書館にずらりと並ぶ育児書を見ていると気が滅入ってしまうかもしれませんが、まずは自分が読みやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した5冊の本もぜひ参考にしてみて下さいね。