自分の時間がとれない、毎日睡眠不足…というのは、小さなお子さんがいる家庭では永遠のテーマではないでしょうか。
今は、働いているママたちも多く、仕事から帰ってきても、家事・育児に追われ、 子供が寝たあとに、少しでもゆっくりとした自分の時間がほしいですよね。
「もう寝る時間だよ!」と言い続け、寝かせるまでに手間取ったり、今日こそはなんとか早く寝かせようと、一緒にふとんに入り、そのまま自分も寝落ちして結局朝になっていて、時間の確保ができず、自己嫌悪に陥ったり…というのも多いですよね。
逆に、ショッピングモールなどで、大量に買い物をし、両手がふさがっている状態の時に限って子供がカートで寝てしまい、『今は寝ないで…』と思うこともあります。(笑)
子供がなかなか寝てくれないNG習慣とは?
我が家には小学3年生と5歳の娘がいますが、5歳児の方がいつまでも起きています。体験談や周りのお母さんの状況から考えられる原因をあげていきます。
1.お昼寝をしすぎて、夜に眠くならない
一つの要因は、保育園でのお昼寝です。まだ時間の感覚の身についていない幼児は、体力の限界まで起きているといわれています。
なので、保育園で2時間ほどお昼寝をしてくる次女は、夜になってもまだ体力が残っていていつまでも起きています。
2.生活リズムが崩れている
また、共働きの家庭が多くなり、母親の就寝時間が遅い家庭は、生活リズムが崩れ、子供の就寝時間も遅い傾向にあるといわれています。決まった時間にご飯を食べて、昼間は外遊びで光を浴びてしっかり体を動かし、夜は湯船に浸かってのんびりとなどメリハリをつけることで体内時計も整い、メリットばかりです。
小さいうちから生活習慣を整えてあげるのもパパやママの役目かもしれないですね。
3.寝る直前までテレビやゲーム、スマホを見ている
そして、最近多いのが寝る直前までのテレビや動画やゲーム、スマホなどを見ているのもNG。これらの習慣は交感神経を刺激し、興奮状態になり、すぐには眠れない原因につながっています。
また、眠りが浅く夜中に目覚めてしまうことも。
4.とにかく寝かせたいという親の行動が悪影響
さらに、とにかく寝かせることを目的としたママの行動、言動を敏感に察知し、子供がリラックスできていない場合もあるのです。「寝なきゃいけない」と思うとなかなか寝ることができないように、「寝なさい」という親からの圧力がプレッシャーに感じてしまうのかもしれません。
子供が寝ない時の対処法は、どうしていますか?
我が家では、まず子供の話を聞いてみます。まぁ、聞いても「まだ眠くない」「もっと遊びたい」と言われてしまうのですが…
子供の気持ちを一度受け止めはしますが、時間が遅いと尊重は難しいですよね。睡眠不足が続くと体調面も心配になったりしませんか?
そこで、子供が自然と寝ようと思える寝かしつけの方法をまとめてみました。
寝る時間の90分前にお風呂に入る
私たちも、いい眠りにつける時は、体がほどよく温まり、リラックスした状態の時ではないでしょうか。
一般的に寝る90分前の入浴が効果的と言われているので、子供に寝てほしい時間に合わせて一緒にお風呂に入ってみましょう。
湯船に浸かることで睡眠の質がグッと上がると言われています。
最近の子どもは外で遊ぶ時間よりも、室内で過ごす時間が長い傾向にあるため、運動不足になっています。昼間の時間にしっかりと体を動かして湯船に浸かって身体の疲れを取ってコテっと寝てくれるのが理想的です。
(私は今日は体力余ってるな!と思った時に一緒に家の前で縄跳びをしたりしてました。短時間で結構疲れるしママのダイエットにも繋がるし縄跳びは全身の筋肉を使うのでオススメです(笑))
寝る前のルーティンを作る
また、寝る前のルーティンを作るのはいかがでしょう。
前述したように、小さいうちは時間の感覚が身についていないので、〇時になったら寝る、という時間間隔の行動は難しいようです。
実際、娘の通う保育園では、お昼寝の前には、
足洗いをする→パジャマズボンに着替える→先生が絵本を読む、の3つが必ず行われています。
そうすることで、時間ではなく行動で「お昼寝の時間になるんだな」と認識しているようです。
保育園と同じように、自宅でも着替えや歯磨きの他に、
『今日、一緒に寝るぬいぐるみを選ぶ』
『カレンダーにおやすみシールを貼る』
『早起きをしたら朝から好きなおもちゃで遊べる』
など寝る前のマイルールを決めてみませんか。
生活のリズムと睡眠リズムが整うとママの負担が減るのはもちろん、子どもの体内時計も整いメリットばかりです。
寝ている間の深い睡眠リズム(ノンレム睡眠)の時に、成長ホルモンが分泌されるとされています。子供の成長に少しでも貢献できるように質の良い睡眠がとれるよう環境を整えたいものですね。
強い光やスマートフォンの画面を見るのは避ける
寝る前のスマホで子供向けアプリを見せている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、大人同様、寝る前のブルーライトは寝つきを悪くする原因といわれているので、画面を見せるのではなく、音楽を聴かせる、というのはどうでしょうか。
また、部屋の明るさを調節するのもオススメです。
間接照明などはリラックス効果が高いと言われています。
例えば白っぽい光の色の蛍光灯を使っている方は、温かみのある電球色に変えるだけでリラックスしやすい空間を作れます。明るさを調光できると更に◎です。
ディズニー曲や、ジブリ曲、眠りをさそう自然の音、オルゴールバージョンなど多数あります。数曲、子供に選ばせて、聴きながら眠りに落ちたら最高ですよね。
自然と眠くなる絵本の読み聞かせをする
また、絵本では「ノンタンのおやすみなさい」がおすすめです。
まだ寝たくないノンタンは誰も遊んでくれないので、、外でふくろうくんと遊びますが、暗くて大きな石につまずき、どろんこに。
家に帰ってお風呂に入り、最後に「やっぱり夜は寝たほうがいいや!」というセリフ。
なぜ寝なくちゃいけないのか、言葉で説明するのは難しいですが、この絵本なら自然と寝よう!と思えると思います。
紹介本 www.amazon.co.jp/ 引用
他、なかなか読み聞かせが苦手なママやパパにもオススメなのが世界中の「むかしばなし」CD10枚セットです。
こちらはクオリティの高さに定評があります。
一話10分程度のため割愛されているのが大人にとっては残念なのですが・・・(忘れていた話がけっこうある!)
寝かすにはまず寝室にすんなり来てもらうことが第一歩なので、聴く絵本はその一歩となるでしょう。
人生の眠りはプラスマイナス?
私の母がこんな事を言っていました。「子供が小さい頃は「寝ない」ことに悩み、子供が大きくなると「いつまで寝てるの?」とあきれてしまう。」
私が子供のことを悩んでいるように、私の母も私の育児に悩んでいたのでしょう。笑 ・・そのうち我が子もロングスリーパーになってしまうのかしら?
現代はストレスを抱えた子がとっても多いのかもしれません。睡眠が少なくても元気であれば良いのですが、眠りが浅い、普段の様子もボーっとしてるなど、気になるようでしたら専門家に相談してみるのも方法のひとつだと思います。
寝る子は育つ!という言葉には睡眠の質が重要なのではないでしょうか。
「嫌なことも寝ると忘れる」、なんていう羨ましい心は、眠ると心もリセットされるということだと思います。
質の良い眠りにしてあげるためにも、枕やベット、空調にも気を配れたら良いですよね!
まとめ
「寝かせる」ではなく「一緒に寝る」
最後に、なんといっても子供が安心するのは、大好きなママが隣で一緒に寝てくれること。
もしかしたら、一緒にふとんに入っても、寝たらこっそり抜け出そうと思っている気持ちが伝わってなかなか寝てくれないのかもしれません。
ママも、ここは潔く子供と一緒に寝て、その分いつもより1時間早く起きる朝方の生活に切り替えてみるのも一つの方法です。
パパの帰りが遅いご家庭では全て1人で家事などをこなさなくちゃいけなくて、大変かと思いますがママも息抜き方法を考えておくと良いかもしれませんね。
毎週楽しみにしているドラマを録画して、朝イチに見るのでもいいじゃないですか。
まずはママがリラックス、リフレッシュすれば、子供に対しても寛容になり、お互いに良い睡眠になると思います。
「寝かせる」ではなく「一緒に寝る」を今日からやってみてはいかがでしょうか!