「子供がお片づけをしてくれない」
「何度片づけてもすぐに散らかってしまう」
子育て中のママのお悩みの一つに「子供のお片づけ」があります。誰もが「お片づけしようね」という一言で、片づけの出来る子供に育ってほしいと願いますよね。しかし、そう簡単にはいかないのが子育ての難しいところ。何度言い聞かせても、どんなに収納を工夫しても、なかなか片づけてくれない場合もあります。
今回は「子供のお片づけ」になぜこんなにイライラしてしまうのか、その悩みの核心にせまりながら、どうすれば納得のいく暮らしが手に入るのかを考えてみたいと思います。ママライターの失敗談と成功談を比較して見えてきたのは「環境を変える」というポイントです。
子供のお片づけにこんなにイライラするのはなぜ!?
「片づけてね」と言ったのにやってくれなかったからイライラ。掃除機をかけたいのに床が散らかっていてイライラ。結局ママが片づける事になっていてイライラ。そして大切なものを紛失していてイライラ。子供のお片づけにまつわる出来事を考えてみると、こんなにもイライラするポイントがあります。
まずは、なぜイライラしてしまうのかについて考えてみます。
子供のため
子供に「お片づけしようね」と語りかけるママの心境としてまず考えられるのは、子供のためという点です。綺麗に整理整頓された部屋で掃除が行き届いていれば、ホコリが舞ったりカビが生えたりしにくいでしょう。「子供に健康でいてほしい」という親の願いが素直に表れた結果と言えます。
また将来自立した時に、自分の部屋をしっかりお片づけ出来るようにという親心もあります。
子供のためを思って「お片づけしようね」と言っているのになかなか聞き入れてもらえないと胸が苦しくなりますよね。今回は、そういった悩みに対しての解決策を考えていきたいと思います。
ママの都合
ママがイライラする理由として意外と大きいのがママ側の都合です。「自分自身が快適に過ごしたい」、「家事(掃除や身支度)をスムーズに終わらせたい」、「自分の言ったことを真剣に聞いてほしい」「自分ばかりがやらされていると不公平感を感じる」など。
ママ側の都合でイライラしてしまう場合は、一旦家事や育児のハードルを下げる事も必要かもしれません。私はそういう時「出来なくて当たり前」と呪文のように唱えています。
自分が頑張っても改善しない!?ママライターの失敗談
さてここで実際にママライターの体験談をご紹介します。まずは失敗談です。
我が家のワンパク兄弟は、ブロックやプラレール遊びが大好き。ほぼ毎日リビングの床はおもちゃだらけになります。夢中で遊んでいるうちにおもちゃはソファやベッドの下にまで散乱。毎回足の踏み場がなくなる程、散らかります。
最初の頃は「お片づけしようね」と声かけして一緒に片づけようと努力していたものの、ほぼ毎回聞き入れられないので私がイライラ。そして結局私が一人でやってしまった方が早いしはかどるという事で子供たちが寝た後に一人で片づける羽目に。しかし、それを続けていると、子供たちは「そのうちお母さんがやってくれる」という考えになってしまいました。益々片づけをしなくなってしまい、悪循環に陥ってしまいました。
環境を変えると上手くいく!ママライターの成功談
そんな時に私の考え方を変えてくれたのは我が子が通う保育園の担任の先生の言葉でした。長男はなかなかお片づけが出来ないので、物の紛失も多く、保育園への忘れ物の常習犯だったのです。その悩みについて先生に相談した時、先生から「貼り紙」を提案されたのです。
ルールを作って壁に貼る
いくら言葉で言い聞かせても効果が無かった長男のお片づけですが「貼り紙」によって劇的に改善。忘れ物が減っただけでなく、おもちゃや洗濯物まで率先して片づけてくれるようになったのです。
我が家で実践したのは、お約束ボードを壁に貼るというアイデア。ただ単に「お片づけしようね」という貼り紙ではなく、まず「テレビを見る前に必ずお片づけをする」というようなルールを作り、そのお約束を目につく場所に貼るというやり方です。
お片づけの仕組みを作る
洗濯物まで片づけてくれるようになったと言うと、よくママ友にも驚かれます。しかし私が工夫した点は一つだけ。洗濯物を片付ける仕組みを整えただけです。
ーBeforeー
洗濯物が乾くと、リビングの床にとりあえず山積みに。私が時間を見つけて洗濯物をたたみ、その流れで片づけるという方法でした。しかし、まとまった時間と場所がないと、なかなかはかどらないというのが悩みでした。また長男に手伝ってほしいと言ってもその日の気分次第でやってくれたりやってくれなかったり。
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ーAfterー
家族それぞれの洗濯物ケースを用意し、ラベリング。私がやるのは、乾いた洗濯物をたたんでケースに入れるところまでとしました。自分の洗濯物ケースから衣類の収納へ片づけをするのは各自で、というスタイルに変更しました。(次男はまだ小さいので夫にサポートをお願いしています。)
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これらの二点で共通しているのは、私や子供が心を入れ替えたのではなく、ただ単に環境が変わっただけで改善したという点です。この「環境を変える」というのは子供とお片づけに取り組む上でとても重要なポイントなのです。
「おかたづけ育」の提唱者「OUR HOME Emi」さんのアイデアとは?
実はこの「環境を変える」というのは、インフルエンサーのOUR HOME Emiさんも推進する考え方。Emiさんは「おかたづけ育」の提唱者で、小学生の双子を育てる整理収納アドバイザー。Emiさんが主宰するOUR HOMEは暮らしにまつわる情報サイトです。その公式インスタグラムはフォロワー5万人越えという人気です。
さて、そんなOUR HOME Emiさんのブログから、この「環境を変える」という考え方についてピッタリの文章があったので以下に引用させていただきます。
私がずっと、レッスンやセミナー講座でお伝えしているのは『人を責めずに、環境から変えていこう!』と言うこと。理想のように聞こえるかもしれないけれど、そう思い、実践することで多くのご家族が変わってきている姿をたくさん見てきました。
出典:OURHOME Emi
片づけがうまくいかないと、つい自分や子供を責めてしまう事がありますよね。しかし、それではお互い嫌な気持ちになりますし、何ごとも改善しません。「環境を変える」という意識を持つことで、お互いがチームになって頑張ることが出来るのですね。
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価格:1,296円 著者:Emi(整理収納アドバイザー) 子どもの「自分でやりたい!」気持ちを大切にする部屋づくり。ズボラなママでも、やんちゃな子どもでも、誰でも今日からかんたんにできる。大人気ブログ「OURHOME」の整理収納アドバイザーEmiさんが実践する、子どもが自分でできる仕組み作りを大公開!
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どこに何を入れたかパッと見えるので、子供でも片付けが簡単!カラフルで、子ども部屋にぴったりなデザインです。
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まとめ
自分と全く別の人格を持つ子供を育てるのは根気が必要です。特に、子供が面倒だと感じがちなお片づけの習慣を身につけさせるのは至難の業。
しかし、子供が自ら率先してお片づけを出来るようになると、家族で過ごす空間を常に快適に保つことができたり、子供の自立を促したりというメリットもあります。全て自分でどうにかしなければと気負わずに、上手くいかない時は「環境を変える」という意識を持って取り組んでみてはいかがでしょうか。