赤ちゃんは1歳ごろになると、クレヨンやマジックなどをにぎって「なぐり描き」ができるようになります。

 

いろいろとお絵かき道具をそろえてあげたくなりますが、何でも口に入れたり落書きをしてしまったりする赤ちゃんが使うと思うと、いつ、どのような画材を渡せばいいのか、少し悩んでしまいますね。

 

今回は、小さな子どもでも扱いやすいクレヨンについて、赤ちゃんが使えるようになる時期や、おすすめの商品などをご紹介します。

 

赤ちゃんはいつからクレヨンが使える?

生後10カ月ごろになると、赤ちゃんはものをつかむ力がついてきます。クレヨンを渡せば、ぎゅっと握れる子も増えるでしょう。

 

とはいえ、この時期はまだ「お絵かきをする道具」という意識も薄く、投げてみたり、口に入れてみたりと、おもちゃの1つだと思って遊んでしまうことも。

 

一般的には、口にものを入れることが少なくなり、お絵かきに興味が出てくる1歳~2歳ごろに、初めてクレヨンを渡すというご家庭が多いようです。

 

 

 

赤ちゃんが使いやすいクレヨンのポイントは?

クレヨンを初めて使う赤ちゃんには、次のようなポイントをクリアしているものがおすすめです。

 

折れにくい


赤ちゃんは、まだ指先を器用に使うことができません。クレヨンを強くにぎりすぎてしまったり、落として足で踏んでしまったりすることもよくあります。そのため、なるべく折れにくいクレヨンを選んであげることが大切です。

 

 

誤飲しにくい


カラフルなクレヨンは、とても「おいしそう」な色をしています。折れたかけらなどを赤ちゃんが誤飲してしまわないよう、形状が工夫されているタイプであれば安心です。

 

 

舐めても安全


赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうもの。ほんの一瞬目を離した隙にクレヨンを舐めてしまう可能性もありますから、赤ちゃんの体に無害な素材でできているものがよいでしょう。

 

 

汚れが落ちやすい


紙だけに描いてくれればいいのですが、赤ちゃんはてのひらや洋服、テーブルなど、さまざまなところを汚してしまいがちです。赤ちゃんがのびのびお絵かきを楽しめるように、汚れがついてしまっても、簡単に落とせるクレヨンを選びたいですね。

 

 

弱い力でも発色しやすい


特に固めのクレヨンを使う場合、ある程度の筆圧がないとクレヨンの色がきれいに出ないことがあります。

 

弱い力でも発色しやすいクレヨンを使うと、力加減がうまくできない赤ちゃんでも絵を描きやすいですよ。

 

 

 

赤ちゃんにクレヨンを渡すときのコツ

赤ちゃんにクレヨンを渡すときのコツを3つご紹介します。

 

汚れてもいい格好で始める


クレヨンの扱いに慣れるまではどうしても汚しやすいので、汚れてもよい格好をしてから、お絵かきを始めましょう。

 

エプロンやスモックなどを用意しておくと、お絵かきのときに着せられるので便利です。

 

 

新聞紙やブルーシートを活用する


紙の中だけに描くのは、小さなうちは難しいもの。また、クレヨンの種類によっては、取り落としたときや小さな削りくずで、床に色がついてしまうことがあります。

 

新聞紙を広げてその上に紙を置いたり、床にブルーシートを敷いたりすることで、後片付けがラクになりますよ。

 

 

クレヨンの正しい使い方を教える


基本的なことではありますが、赤ちゃんがクレヨンを持っている間は、できるだけ目を離さないようにしましょう。誤飲や落書きを防ぐことはもちろん、クレヨンの正しい使い方を繰り返し教えるのも大事なことです。

 

赤ちゃんがクレヨンの扱いに十分に慣れるまでは、必ずそばで見守ってあげてくださいね。

 

 

クレヨンが床や布・テーブル・洋服に付いてしまった時の落とし方

 

クレヨンで床や衣類を汚してしまった時は、下記のような対処法がおすすめです。クレヨンは油性なので落としにくいのが難点。クレヨンを付けてしまってからなるべく早く落とすことが重要です!

クレヨンの汚れが広がらないように注意して行ってくださいね。

 

  icon-bullhorn あると便利なお掃除グッズ

 

 ① 古歯ブラシ

 ② いらないタオルやガーゼ

 ③ メラミンスポンジ(素材によって変色の恐れあり)

 

 

 

クレヨンが床やテーブルについてしまった時


 icon-lightbulb-o 試したい方法3つ 

※変色する場合があるので心配な時は目立たないところで試してから行ってください。

 

 

方法1▶︎ 除菌用アルコールをスプレーして拭き取る。

 

方法2▶︎食器用洗剤をお湯で薄めてスポンジで優しく落とす。

 

方法3▶︎歯磨き粉をつけて優しく落とす。

 

  

 

クレヨンが赤ちゃんの洋服や布についてしまった時


 icon-lightbulb-o 試したい方法2つ  

※素材によって変色する恐れがあります。クレヨンの汚れが広がらないように注意しましょう!

 

\どちらの方法もお湯で洗うのが効果的!/

方法1▶︎ウタマロ石鹸をつけてもみ洗い。蛍光剤が配合されているので、色柄モノに使用する時は注意が必要です。

 

 

方法2▶︎クレンジングオイルと食器用洗剤を1:1で混ぜ合わせて、汚れた部分に塗ってもみ洗い→すすぐ→落ちるまで繰り返す。

 

 

赤ちゃんが使っても安心!安全性にこだわったオススメのクレヨン3選

初めてクレヨンを使う赤ちゃんにおすすめの商品を3つご紹介します。

 

 

ベビーコロール

 

ベビーコロール公式

 

商品名:ベビーコロール

価格:6色780円(税抜)/12色1,280円(税抜)

 

ベビーコロールは子どもの安全を最優先に考えられたクレヨンです。

赤ちゃんが強くにぎっても折れにくく、誤飲しにくいように、とがった帽子のような特徴的な形状をしています。

 

あやまって舐めてしまっても問題のない素材でできているので、安心感がありますね。

 

 

 

おやさいクレヨン

 

おやさいクレヨン公式

  

商品名:おやさいクレヨン

価格:5色1,200円(税抜)/10色2,000円(税抜)

 

国産のお米と野菜でできているクレヨンです。本物の野菜粉末が入っていて、色も「緑」や「茶」ではなく、「ピーマン」や「コーヒー」といった野菜の名前がつけられています。

 

もちろんこちらも、口に入っても安全な素材だけで作られていますよ。

 

 

 

みつろうクレヨン

 

みつろうクレヨン公式

 

商品名:みつろうクレヨン

価格:8色1,650円(税抜)〜/12色2,150円(税抜)

※その他16色・24色あり

 

みつろうとは、ミツバチが巣を作る材料として使うロウ(ワックス)のこと。お菓子作りや化粧品にも使われるほど、安全な成分です。

 

このみつろうを使って作られたクレヨンは、赤ちゃんが舐めてしまっても大丈夫なことはもちろん、発色がよく描きやすいという点でも人気があります。

 

 

 

クレヨンを使って親子でお絵かきを楽しもう

お絵かきは、赤ちゃんの感性を育むだけでなく、指先を繊細に動かす訓練にもなるそうです。

 

特にクレヨンは、濃淡をつける、色を混ぜる・重ねるといった技法も可能で、子どもはもちろん、久しぶりに手にした親も夢中になる魅力があります。

 

赤ちゃんが使っても安心・安全なクレヨンを使って、ぜひ親子でお絵かきを楽しんでみてくださいね!