赤ちゃんは生まれてから、授乳期間を経て、離乳食が始まり、飲み物もミルク以外の水分補給が必要になってきます。
赤ちゃんがストローを使って飲めるようになると、これからの夏場の時期、お散歩中や外出先でも安心です。自分で飲めるようになるのはいつからか?どうやって教えるのか? 先輩ママや保育園の先生に聞いてみました。初めてママたちはぜひ参考にしてください。
赤ちゃんがストローを使って”吸う″のは、いつから?
保育園の先生のお話では、赤ちゃんがストローを使えるようになるのは、8ケ月頃が一番多いようです。
私の2人の娘の場合は、上の子の時は、初めての子育てということもあり慎重で過保護になり、1歳近くになるまで一人では飲ませていなかったように思います。逆に、下の子はお姉ちゃんと4歳差で、なんでもお姉ちゃんのマネをしたがり、上の子よりずっと早くにストローを使えるようになっていました。
そんな経験から、いつになったらできるようにならなければいけない、という正解はないと思っています。
ストロー練習は、離乳食が始まる6ヶ月ごろがオススメ
ストロー練習は明確にいつからするべき、というのはありませんが、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月ごろから始めている親御さんが多いようです。人によっては生後4ヶ月ごろから開始している人もいるようですが、早ければ早いほど良いというわけでもないので、急ぎすぎる必要はありません。
夏の時期だと、脱水症状を防止するためにも授乳以外の方法で赤ちゃんに水分補給できるようにとストロー練習を開始する親御さんが多いようですが、生後6ヶ月までは母乳・ミルクが赤ちゃんにとって最良の栄養であり水分であるため、無理してストロー練習をさせる必要はないと言われています。
ただミルクの場合は、1日にあげる量が決まっており、栄養過多になってしまうので水分補給のために頻繁にミルクをあげることができないため、母乳をあげている人に比べて、ストロー練習を始めるタイミングが早い傾向にあるようです。
それでも母乳・ミルクに関わらず、自分でストローを使って飲んでくれるようになると、お出かけの時の負担がひとつ減って、気軽に外出できるようになりますよ。
赤ちゃんがおっぱいを飲むのと違う動き!ストロー飲みの教え方
赤ちゃんは生まれながらにして、口に入ってきたもの(ママの乳首)を強く吸う原子反射(吸啜反射といいます)があり、誰に教わることもなくおっぱいを飲むことができます。そして、この反射は5〜6ヶ月で消失するといわれています。
余談ですが、1歳未満の赤ちゃんはおっぱいを飲みながら呼吸ができます。赤ちゃんは、鼻で呼吸をしながら、おっぱいを吸ったり、哺乳瓶をくわえていても苦しくなることがないのです。これはヒトとしては驚異的なこと!産婦人科の先生から「これは赤ちゃんにしかできないことなんですよ!大人がやろうとしても苦しくなって絶対にできません。」と教えていただきました。
実際に試してみてください!大人はストローで飲み物を飲みながら、呼吸をすることはできません。
そんな赤ちゃんにとって「吸う」ことと「飲む」ことは全く違うものなのです。そのため、何でも口に入れてしまう時期になっても、ストローを近づけると嫌がったり、くわえるだけで吸うところまでいかないといったことがあります。
ストロー飲みの教え方は、以下の通りです。
ママがストローで飲む姿を見てもらう
まずは、ママがストローで飲む姿を見せてあげましょう。透明のストローを使うと、吸っている様子も見えるので、赤ちゃんが理解してくれることも多いようです。
そして、赤ちゃんが興味を持つようであれば赤ちゃんにもストローを口に持って行ってあげると上手くいくこともあるようです。
紙パックのベビー飲料でストローに慣れる
次にオススメなのは、紙パック飲料で試す方法。これで上手くいった先輩ママたちは多いようです。
ストローを赤ちゃんにくわえさせ、吸いそうなタイミングで、箱を少し押して、飲み物を口の中に入れてあげるという方法。ストローを吸うことで飲み物が口に入ることを認識させるのです。
この方法を何度か試しただけで、すぐにストローが使えるようになる子もいれば、何度やっても上手くいかず、飲み物がこぼれてしまったり、ストローを近づけるだけで嫌がって泣いてしまったりと赤ちゃんによってさまざまです。
こぼすとベタベタするものだとママも大変なので麦茶で練習すると良いかもしれませんね!
ストローマグを使ってストローに慣れる
ストロー練習の必需品はストローマグ。普通のコップにストローを刺して練習すると、ストローが浮いてきたり、動いたりして、赤ちゃんが使いにくいのです。ストローマグならストローがしっかり固定されているので使いやすく、安心して練習することができます。一方でストローマグのストローは使い捨てではないため、ストローの内部まできちんと洗浄するためにマグを消毒する時に一緒に消毒を行いましょう。
ストローマグは、赤ちゃんが持ちやすいようにハンドル付のものがおすすめです。マグを倒したり、落としたりしてしまっても、中身が漏れないように工夫されているので安心。投げたりしても怒らず見守って、楽しみながらできる練習方法を見つけることがコツです!
なかには、ストローをあきらめ、こぼしてしまうのを覚悟で、最初からコップ飲みにチャレンジしているママもいました!どちらにしても、まだ数ヶ月の赤ちゃん、焦らず気長に付き合ってあげたいですね。
赤ちゃんストローマグ、吸えない子もステップアップできるトライマグも◎
色々なメーカーから商品が発売されていますので、下記のような特徴の中で「何を優先したいか」を考えてチェックしてみてくださいね!
ストローマグを選ぶときのポイント
電子レンジ使用可能か?
分解しやすく洗いやすい
持ち運びしても漏れにくい
煮沸消毒or消毒OKか?
保冷できる(お出かけに便利!)
持ちやすいハンドルがついている etc・・・
mamioh編集部おすすめアイテム
出典:楽天市場
リッチェル アクリア コップでマグストロータイプ
参考価格:1,045円(税込)
ストロー飲みの練習にオススメなのが、こちらのマグ。フタのプッシュマークを押すと飲み物がストローから出てくるので、まだ上手に吸うことのできない赤ちゃんのストロー飲みをサポートすることができます。先輩ママの間でも、「これですぐ覚えたよー!」と口コミが多いアイテムです。
コップでマグストローでの練習開始3日目に、ストロー飲み習得しました!
我が家では、生後6ヶ月になり離乳食を開始したタイミングで母乳以外の水分を与えることにしました。そこで、ストロー飲みができた方がいいだろう!ということで練習を開始。
まず最初は、出産祝いでいただいたマグセットについていた『スパウト』を試してみました。ワクワクしながら咥えさせてみると、完全母乳で育っている我が子は、スパウトを完全拒否!この間哺乳瓶を咥えた時も、ギャン泣きで完全拒否していたので、嫌な予感が的中しました。
その日は少しだけスパウトの飲み口を噛んだりしていましたが、すぐ泣いてしまい練習を中断。スパウトは哺乳瓶で飲み慣れている赤ちゃんにとって「哺乳瓶からマグへの移行」としては良いアイテムかもしれませんが、「母乳のみの赤ちゃんからの移行」はハードルが高いように感じました。
そこで親が赤ちゃんのストロー飲みをサポートできるという、リッチェルのコップでマグストローを購入。
フタを押すとストローから飲み物が出てくるので、まだ「ストローを吸う」という行為ができない赤ちゃんにでも、「口の中に飲み物が入る」という感覚を教えてあげることができます。これは、とっても便利!!
このマグを使ったストロー練習初日は、ストローから口の中に入った水が全部ダバーっと出てきてしまい、我が子も「うわーー何これーーー母乳以外の味初めてーーー」という感じで嫌そうな顔をしていました。が、二日目には少し慣れてきた様子を見せ、三日目には自分からチューとストローを吸うことができるように!四日目には、ストローで吸い、出てきた水を飲み込むことができ、あっという間にストロー飲みを習得することができました。
今まで哺乳瓶拒否を起こし、母乳しか受け付けていなかった我が子ですが、案外簡単にストロー飲みが習得できてほっとしています。これからお水や麦茶をマグであげることができるようになるので、外出時の水分補給が手軽になるなぁと嬉しい限り。
取手がついているので赤ちゃん自身で掴むこともできますし、フタがついているので落としてしまっても漏れることがないので、これから重宝しそうです!スパウトやストロー飲みに苦戦している人は、ぜひ試してみてくださいね。
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マグデビューにオススメ!人気のストローマグ5選
SNSで話題!
逆さにしても溢れないマグ
出典:Coni Coni
b.box(ビーボックス )シッピーカップ 240ml
2,200円
寝転んだまま飲んでもこぼれないところがとっても優秀!哺乳瓶からストローマグへの移行もスムーズに行うことが可能です。(6カ月頃〜)また、すべてのパーツを外して洗えるのでいつも清潔に使えますよ!食洗機もOKでお手入れもラクちんです。
5,940円
同シリーズにディズニーコラボのストローマグも!
こちらも大人気!
ディズニーシリーズ
出典元:Coni Coni
くすみカラーがかわいい
Berpy3WAYシリコンコップ
出典:楽天市場
バーピーベビーシリコンコップ
2,300円(税込)
ストロー飲み、コップ飲み、付属のフタを付ければスナックカップとしても使える便利なシリコンカップです。さらに食洗機、煮沸、電子レンジ、冷凍・冷蔵OKでとても便利な商品です!2色買いしてバイカラーで使用されているママさんもいました。
スヌーピーのデザインが可愛い!
大きめサイズのマグ
出典:楽天市場
リッチェル スヌーピー おでかけストローマグ R 320ml
2,310円(当社調べ)
漏れにくい・洗いやすい・デザインが可愛い!が揃ってます。
お出かけにおすすめ!
魔法瓶タイプのストローマグ
出典:楽天市場
b.box ビーボックス 水筒 ステンレス ストローボトル 350ml
3,960円(税込)
保冷・保温ができ、ワンタッチ式のストローマグ。取手もが付いているので持ちやすくとっても便利です。
何を買えば良いのか
迷った時はコレ!
出典:楽天市場
b.box ステップアップマグ くまのプーさん
4,950円(税込)
マグセットのバルーンカップシリーズ。これ1つでスパウトやストロー、コップトレーニングができて練習用マグの一式が揃う便利なアイテムです。
ストロー飲みが出来るようになるとママもラク!
ストローを使って飲み物を飲めるようになると、赤ちゃん用のストローマグが大活躍。自宅での食事や外出先でも、両手で持って飲んでくれるので、我が家でも何種類か購入し、けっこう長い間使っていました。
ストローマグの前段階として、離乳食開始と同時にスパウトマグにトライするママもいます。母乳からミルクに移行する時、哺乳瓶の口を嫌がるのと同様、赤ちゃんにとって心地いい口があるようなので吸うことがなかなか上手くいかない赤ちゃんは、いくつかのマグを試してみてください。
ただし「飲み物はストローで」は、要注意!
ストロー飲みを覚えると、中身をこぼさずに飲み物が飲めるので、親にとっても赤ちゃんにとってもとても便利。しかし、歯科衛生上はちょっと注意が必要でもあるようです。
というのも、『0歳から歯育て』という子供の虫歯予防や歯並び予防について書かれた本にこのように書かれています。
ストローに慣れてしまうと、口の中に入ってきたものを、下の上に動かすことによって嚥下するという飲み込みの動きが必要なくなるため、その力が衰えてしまう、低位下になりやすいのです。
ストローはなるべく使わないように心がけ、どうしても使う場合には、できるだけ短いストローで、あまり口の奥に入れずに飲むやり方を身に付けてあげましょう。
引用:0歳からの歯育て
だからと言って、「ストロー飲みはしてはいけない!」と全て排除する必要はないと思います。
外出時や体調不良の時などコップ飲みが気軽にできない時、ストローマグは重宝するアイテム。ストローで飲めるようになって損はありません。例えば、自宅で余裕がある時はコップ飲みをし、外出時などはストローマグを使用するなど、臨機応変に対応するのがオススメです。
出典:楽天市場
BABY CUP ベビーカップ
1,770円(税込)
ベイビーカップは、歯科医師や矯正歯科医が推奨する「早期コップトレーニング」のために開発されたイギリス製の乳児用コップです。早期コップトレーニングは、歯並びの悪化や噛み合わせ不良、虫歯を防ぐ効果があるとされています。
赤ちゃんがストローで飲めるようになったら赤ちゃんに合わせてベビー飲料を!
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、水分補給はとても重要!
ストローを使えるようになり、自分から飲み物を欲しがるようになってきたら、飲み物にも気をつけていきたいですね。まだ授乳が必要な時期は、過度な水分補給は、母乳やミルクの飲みが悪くなるので注意が必要です。
ベビー麦茶はこぼしてもベタベタしないので練習に最適です★
またお茶でもカフェインが含まれているウーロン茶、緑茶、ほうじ茶などは好ましくありません。大人が飲むようなコーヒー、紅茶、ハーブティーなども同様です。
その他、乳酸菌飲料、イオン飲料など糖度のある飲み物は、特に歯の生え始めている赤ちゃんにはできるだけ控えた方がいいでしょう。乳酸菌飲料の飲み過ぎが一番むし歯になりやすいと、歯科検診でいわれています。
赤ちゃんのために飲み物を買う時は、どんな成分が含まれているのか、ちゃんとママの目で確かめることが必要ですね。
ストロー飲みはとっても便利!シャボン玉には注意してくださいね
こうして、ストローを使ってなんでも飲んでくれるようになると、ママも赤ちゃんとのお出かけがより一層楽しみになると思います。
今は、100円ショップにも赤ちゃんグッズがたくさん並んでいます。ペットボトルのキャップにストローがついている物は、外出先でペットボトル飲料買った時にキャップと付け替えるだけで、飲ませてあげられるので、おすすめす!
ただ、吸うことを覚えた赤ちゃんは、「ストロー=吸うもの」という認識があるので、くれぐれも?しゃぼん玉″にはご注意ください(笑)吹くところ、吸ってしまった…子供の頃、一度は経験ありませんか?
そしてさらに、吹くことを覚えるとやってしまうのが、飲み物をストローでブクブク〜我が家の下の娘もいまだにやりますが、クリームソーダだけは絶対に危険です!!(笑)でも、大人になってからはやりたくても(?)できないことなので、これも小さい子だけの特権でしょうか。
ママも赤ちゃんもいろんな経験を通して、素敵な思い出をたくさん作ってください♪