子供が生まれると、子供の体調に関わらず自治体から案内される健診があります。最初は4か月、次は1歳半、そして3歳、就学前健診と続きます。中でも初めての「尿検査」が実施される3歳児健診は、保護者側の関心も高く、何かと話題になることが多い健診です。

 

今回、我が家の次男が3歳児健診を受けてきましたので、その内容について我が家の体験談をご紹介します。

 

3歳児健診の内容(横浜市の場合)

横浜市のホームページによると、3歳児健診は「お子さんの発育や発達を成長の節目で確認し、子育てを応援する」のが目的とされています。健診の日程はホームページで確認できるほか、事前に各家庭に郵送で案内が送られてきます。

 

健診の主なポイントは、「言葉の理解や会話、みたて遊びができるかなどの発達」です。具体的には以下の通りです。

 

 icon-check-square-o  尿検査: 事前に送付してある採尿容器に、できれば朝起きた最初の尿を入れてお持ち下さい。

 icon-check-square-o  問診: ご家族の方の相談や、お子さんとの簡単な会話で様子を見ます。

 icon-check-square-o  歯科健診: むし歯の確認などをします。

 icon-check-square-o  計測 : 身長や体重などを計ります。

 icon-check-square-o  診察: 医師が診察します。

 icon-check-square-o  お話 : 生活面、栄養面、むし歯予防の話をします。

 icon-check-square-o  相談 : 育児に関する相談に応じます。

  

参考にしたサイト

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/oyakokenko/shido/kenshin/3-kenshin.html

  

 

※こちらでは、私たち家族が住んでいる横浜市の3歳児健診の内容をまとめています。大まかな内容はどの自治体でも同じだと思いますが、詳細については自治体によって内容が異なります。3歳児健診の詳しい内容について知りたい場合は、お住まいの自治体に問い合わせるか、自治体ホームページなどをご確認ください。

  

 

ママライターの本音「3歳児健診のここが頑張りどころ!」

 

朝起きてすぐ尿を採らなければいけない!

3歳児健診の一番の難関は尿検査。オムツがはずれている子は良いですが、トイレトレーニング中の場合、尿の採取自体が難しいので、親は強いプレッシャーを感じてしまいますよね。ツイッターなどでも「採れる気がしない」などの声を数多くみかけます。中には、オムツにティッシュなどをはさみ、尿で湿ったティッシュを絞って尿検査に挑むというすご技をあみだす人も。

 

我が家の次男はトイレトレーニングもほぼ終盤に差し掛かっていたので、トイレでの採取にチャレンジ。前の日の晩、忘れないように尿検査の容器をトイレに置いておきました。そして、当日朝、目を覚ました次男を夫がトイレに連れて行くはずが…汗をかいていたのでシャワーへ。夫に「おしっこお願いね」と頼んだはずなのですが、なんとそのままお風呂場で「おしっこ出る~」となってしまいました。(夫曰く「おしっこお願いね」だけだと、意味が分からなかったのだとか。とほほ…です。)

 

朝食時に麦茶をがぶ飲みさせ、保育園登園前に再度トイレにチャレンジ。ちょろちょろと出てきたおしっこをなんとか採尿容器に収めました。

 

 

健診会場で子供が猫をかぶる!

3歳児健診では、言語の発達状況も重要なチェック事項の一つ。我が家の次男は活舌は悪いものの、意思疎通はできていたので、私はとくに心配していませんでした。

  

ところが面談デスクに座った途端、次男は人見知りモードに突入。目線も合わさず、全く受け答えしなくなりました。「お名前は?」「何歳?」などと聞かれても、黙秘を続けています。しまいには保健師さんに「ご自宅ではお話されていますか?」と心配されてしまい、私は慌てて自宅で話している内容などを思い出しながら弁解しなければなりませんでした。

  

しかし面談が終盤に差しかかった頃、保健師さんに慣れてきた次男が、ようやく意思表示を開始。かなりの時間差で「3歳」と答えたり、恥ずかしがりながらも自分の名前を伝えたりして、保健師さんから「大丈夫ですね」と言ってもらうことができました。

 

 

健診会場での待ち時間がつらい!

3歳児健診に限ったことではありませんが、健診会場での順番待ちの時間がとにかく長く、わんぱくな子供を持つ親にとっては辛い時間が続きます。子供が時間を持て余して会場内を走り回るので、目が離せませんし、感染症なども気になります。

  

朝一番で並んで早く終わらせる方法もありますが、並ぶ時間が大変です。また混雑も気になります。そこで我が家ではこういった健診の際は、あえて受付時間が終わるギリギリの時間を狙って行くことにしています。みんな大体健診を終えて会場を後にする時間なので、受付窓口に列はありません。会場内もかなり空いています。ある程度の待ち時間は我慢しなければいけませんが、待合所が広々としているのでゆったりした気持ちで待つことができます。

  

 

3歳児健診をこれからにつなげていくために

 

尿検査や発達診断など、親にとってはドキドキすることが多い3歳児健診ですが、この健診を機に改めて確認しておくと良いこともあります。

  

 

ワクチンの接種忘れがないか確認

生後2か月頃からワクチンの接種が始まります。種類がたくさんある上に、一定期間あけて接種する必要があるものも多く、スケジュール管理が大変ですよね。3歳児健診には母子手帳を持参するので、その際に接種忘れがないか改めて確認してみてはいかがでしょうか。自分で確認するのが不安な場合は、保健師さんに相談しても良いですね。

 

 

歯科検診

3歳児健診で歯科検診があります。問題が見つかっても見つからなくても、これをきっかけに歯医者さんへ定期的に通うことを勧められるので、健診後、近所の歯科医で予約を取って見ると良いですね。

  

また自治体によっては乳幼児歯科相談などを行っているところもあり、無料でハミガキのやり方についてアドバイスを受けることもできます。

  

なにはともあれ、無事に終了した我が家の3歳児健診。大変なこともありましたが、子供の成長を振り返る良い機会になりました。