新年度を迎えるにあたり、新しい手帳を使い始めた方も多いと思います。
皆さん、どんなふうに使ってらっしゃいますか?
仕事の予定、家族の予定を書き込んだり、買い物リストを作成しているママもいるかもしれません。また、手帳なんて使わずに、スマホ一台で全て管理している方もいるでしょう。
みなさんは、去年の今日、自分が何をしていたかわかりますか?
2年前の今日のお子さんの様子をすぐに思い出すことができますか?
今回は育児と記録のお話をしたいと思います。
我が家には12歳(小6)と8歳(小2)の娘がいます。
私は、長女が小学校に入学する時に、新しい手帳を購入し、日々の記録を欠かさず書いています。
毎年同じ手帳を購入して、6冊目になります。育児日記というほど立派なものではありませんが、子供たちの成長がわかる、私にとってはスマホより大事な物です。
本当は、長女が生まれてすぐに「育児日記」専用の立派なノートを購入しました。
初めての育児で気合いが入っていたのと、育児日記なんて、母親っぽい!という気持ちで書き始めたのですが、一ヶ月と持ちませんでした。
育児専用なので、家計簿のように親切に項目が記載されていて、ミルク(母乳)の量、睡眠時間、オムツ交換の回数など、細かく記入できるようになっていました。
けれど、私にとっては逆にそれが苦痛で、ひとつの項目を書き忘れると気になってしまい、続きませんでした。
その後は、保育園の日々の連絡帳で精一杯で、育児の記録からは遠ざかっていました。
そして、長女が小学校に入学する時に、「小学校6年間の成長を忘れたくない!」と思い立ち、現在に至ります。
「日記」といっても、「手帳」に書き込んでいるので、何でもアリです。
子供たちの様子だけでなく、自分自身の出来事や気持ち、愚痴なんかも書いています。
いつかの日記には『今週は週3で飲み会、ふざけんな!』と主人の飲み会の多さに激怒している日もありました(まだ子供たちも小さく、一人で自由に出かけられないストレスが溜まっていたのだと思います笑)
誰にも見せない前提なので、自分の気持ちに正直に書くようにしています。日記のように書くのが苦手、忙しくてそんな暇ない、という方は箇条書きのメモでもいいと思います。
特別な出来事や子供の成長を感じられた場面、その時の自分の気持ち。
私が箇条書きで書いていることは、
・成長に関すること
(下の歯が抜けた・逆上がりができた・苦手な野菜の克服…など)
・子供からしてもらえたこと
(手紙を書いてくれた・お手伝いをしてくれた・大好きって言ってくれた…など)
・子供の言い間違い
(我が家の言い間違いシリーズ:お子様ランチ→おすからまんち・軽量カップ→けいろう(敬老)カップ…など)
特に3つ目の「言い間違いシリーズ」は私の中で、とても気に入っていて、おすすめです。
どうでもいいことのように思いますが、子供にしか描けない絵があるように、言い間違いも子供にしかない可愛い一面だと思っています。
そして、言ってほしくても、そんな間違いしなくなる日がくるので…
他に意識しているのは、少しでもその時の自分の気持ちを書くこと。
苛々してしまった、涙が出そうになった、大笑いした…
私にとっては子供の成長過程での自分自身を振り返る大事な記録です。
箇条書きすら、面倒くさいという人は、自分なりのマークを決めて、(良い、悪い、普通、の顔マークなど)カレンダーに書き込むことから始めてもいいと思います。
にっこりマークが連続していたら、嬉しくなりますよね。
今はスマホ一台で全て済ますことができる時代ですが、面倒でも「書く」ことがポイントかなと思っています。
私自身がアナログ世代ということもありますが、あとから見返した時、自分の字体からもその時の様子が伝わってくる気がするからです。
普段は、見返す機会はあまり多くありません。
それでも、いつでも去年の今日の出来事を、自分の気持ちを、知ることができる、と思えることが『今』につながっています。
たまに見返してみた時、あの頃、大変だったけど、頑張ってたんだなぁ…と自画自賛しています(笑)
また、日記がわりに手帳を購入する場合、お子さんが幼稚園や小学校に入学式するタイミングで、年度単位(4月始まり)のものにすると便利です。
一年を通して、子供の行事や様子を書き込めるので、見返しやすくなります。
気に入った手帳があれば、毎年同じものを買い続けると、前の年と見比べる時もわかりやすいでしょう。
年間行事も去年の手帳を見ながら、確認しやすくなると思います。
ちなみに私は、ハイタイドのパピヨン(B6サイズ)を愛用しています。
ハイタイド 手帳 2021年 (B6 ブロック ウィークリー) 1,980円
カラーバリエーションが豊富で、毎年の色選びも楽しみのひとつです。
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昨年から、外出やレジャーを控えることが多くなり、自宅で子供や自分自身と向き合う時間も増えているのではないでしょうか。
今までより、楽しい予定を書き込むことは少ないかもしれません。
ただこんな時だからこそ、普段なら見落としてしまいそうな、小さな成長や幸せをたくさん見つけて、記録していきませんか。
そして、数年後に見返した時、大変な時期を乗り越えたんだなぁと自画自賛しましょう!(笑)
過去は変えることも、過去に戻ることもできません。
けれど、日々を記録していれば、過去の自分や幼き我が子に会うことができます。
小さな記録の積み重ねが、大きな宝物になると思います。
さっそく今日から、まずはひとつ、お子さんの様子を記録してみてください!