幼児の習い事ランキングでは常に上位にある「スイミング」。今回は、ベビースイミングはいつから始められるのか、どんなメリットがあるのか、また不安に思うことなど、ベビースイミングを習わせてみたい!というパパママの疑問についてお話ししていきます。
ベビースイミングはいつから始められる?
乳児から始められる「ベビースイミング」はいつから始められるのでしょうか。ベビースイミングを行っている教室の入会案内は6ヶ月〜3歳未満というところがほとんどです。
首がしっかり座ってきている時期で、「潜水反射」という泳いだり潜ったりする行動を先天的な能力として発揮し、無意識に呼吸を止めて、心拍数を落とすことができるようになるも6ヶ月頃からといわれています。
また、10ヶ月間ママのお腹で羊水の中をくるくると回っている赤ちゃんは、その感覚が残っているので水への抵抗も少ないようです。
ベビースイミングを習うメリットとは?
ベビースイミングを習う一番のメリットは、恐怖心を持つ前に水に慣れることができることでしょう。何事も小さいうちから習い始めると習得が速いですが、ベビースイミングの場合は、泳ぎの習得以外にもいくつかの特徴があります。
Contents
十分な運動量を確保し、運動能力や脳の発達に良い
水中では水の抵抗を受けるので、陸上運動よりも負荷が少なく、十分な運動量の確保になります。
生活リズムが整い、規則正しい生活になりやすい
運動量が多くなると、よく食べて、よく寝る、規則正しい生活リズムが作れるようになります。
免疫力が向上し、健康にも良い
水の刺激で皮膚を鍛え、自律神経の働きを高めて、風邪をひきにくい身体を作る効果があります。
親子のスキンシップになり、愛情が深まる
月齢が上がると、抱っこが大変になったり、一緒に動き回るのが大変になったりしますが、プールの中であれば普段よりラクにスキンシップがとれます。
ママの産後ケアにも効果的
水中で無理なく、お子さんとスキンシップをとりながら、ダイエットやストレス発散ができます
以上のように他の習い事より、ママにもメリットの多い習い事かもしれません。
スイミング教室って、実際どうなの?
ただ一方で、今のご時世で、集団で習うことへの不安、皮膚が弱い子のプールの塩素の刺激の心配、など気をつけなければいけないいことがあることも確かです。
スイミング教室によって、趣旨や内容が違っているので、いくつかの教室から話を聞いたり、お試し体験してみるのもいいと思います。
幼稚園や保育園でもプール遊びの時間がありますが、あくまでも「遊び」の一貫。水に慣れる目的もありますが、皆と水遊びを楽しむことや暑い夏の体のクールダウンの意味合いが大きいでしょう。
ママライターの体験談
就学前に通ったことで水への恐怖心、抵抗がなくなり、25m泳げるように!
我が家の長女がスイミングに通い始めたのは、3〜4歳くらい。ちょうどその頃になると、水を怖がる子と楽しむ子がはっきりと分かれてきます。
それまでも、浮き輪を使って海やプール施設で水遊びを楽しんでいたので、あまり心配はしていなかったのですが、体験教室に行った時、プールの底にある輪を潜って拾う、ということが全くできなかったのです。
今まで、水の中に顔をつけるということがなかったので、とても怖かったよう。周りの子が次々と潜って、輪を拾っている横で、なんとか顔をつけずに腕を伸ばして取ろうとしていました。当然、腕だけでは取ることができず、最後は足に引っかけて取っていたのには、笑ってしまいました。
そんな状態から、就学前まで通い、水への恐怖心、抵抗がなくなり、クロールなら25m泳げるようになりました。
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ベビースイミングに通ったことで、小学校のプールの授業に困らなかった!
小学校に入学すると体育の授業として「水泳」の時間があります。
幼児の頃のような遊びではないので、〇m泳げた、平泳ぎもできる、などの体育の評価につながっていきます。
小さい頃から水に慣れていない子は、やはり小学校に入ってからもプールの授業では苦労が多いようです。小学校のプールは低学年用の浅いプールと高学年用の深いプールに分かれていますが、顔をつけたり、泳いだりできない子は高学年になっても、浅いプールで別メニューを組まれることもあるという…。(娘曰く、屈辱的で泣き出す子もいたとか…)
もちろん誰でも苦手なことはありますが、就学前に最低限、水の恐怖心を克服してあげたいですね。そういった意味では、ベビースイミングに通ったことはとてもメリットが大きかったと思います。
スイミング教室で、幼いうちから遊びながら水に親しんでみては?
今年はコロナの影響で、海水浴場では海の家もなく、お子さんの水に触れる機会も少なかったかもしれません。
今後もこのような状況が続くことも考えらるので、スイミング教室などで、遊びながら身近に水を感じられるといいと思います。