赤ちゃんや子供のお肌は大人よりも薄く、とてもデリケート。

 

肌のバリア機能が未熟でちょっとした刺激でも肌トラブルの原因となってしまいます。あせもや湿疹、乾燥肌。こうした赤ちゃんの肌トラブルの原因が、意外にも毎日の「洗濯」にあるかもしれないんです。

 

赤ちゃんの洗濯に使う洗濯洗剤や柔軟剤の選び方、知っておきたい原料について、そして赤ちゃんの乾燥肌対策とスキンケアもあわせてご紹介します。

 

赤ちゃんのスキンケアで大切なこと

 

お風呂での洗い方が重要

 

赤ちゃんのスキンケアの基本は清潔に保つことと充分に保湿することです。清潔に保つためには毎日のお風呂での洗い方が重要となります。

 

化繊のタオルなどでゴシゴシ洗うのは赤ちゃんの肌には刺激が強すぎるため厳禁。毎日、石けんやシャンプーを使って自分の持っている潤い成分まで洗い流してしまってしまっているのです。

 

湯船に浸かることでほとんどの汚れが落ちるので、石けんやシャンプーの頻度を少しずつ減らして行くのが良いかもしれません。

どうしても使いたい場合はたっぷりとした泡で優しく洗ってあげましょう。石鹸やボディソープは低刺激のもので、ベビーソープを選ぶと安心ですね。

 

 

部屋の湿度を調整して乾燥を防ぐ

 

また、1年中エアコンなどで思っているよりも肌は乾燥しています。それは大人も赤ちゃんも子供もみなさんに言えること。加湿器などを使い、部屋の湿度も上手に調節しましょう。

 

お風呂上りには肌の水分を逃がさない保湿剤を上手に使って肌荒れを防ぎましょう。ベビーローションや乳液は水分を補い、ベビーオイルやクリーム、ワセリン等の油分には水分を逃がさない効果があるので、赤ちゃんのスキンケアも手順をふむことをおすすめします。

 

 

乾燥肌予防はアレルギーやアトピー予防にも繋がる

 

赤ちゃんの乾燥肌を予防することで、肌荒れを防ぎ、アレルギーの原因となるアレルゲンの侵入を未然に防ぐことにより、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を防ぐことにつながります。

 

ママのスキンケアと同じように赤ちゃんのスキンケアも忘れずに!「ホームケアでなかなか良くならない」や「アトピー性皮膚炎」などの疾患がある場合は、自分で肌の状態を判断せずに皮膚科や小児科を受診するようにしましょう。

 

 

赤ちゃんの乾燥肌、原因は洗剤だった!?

赤ちゃんは抵抗力が弱く免疫力も強くないため、様々な感染症にかかるものですね。赤ちゃんのお肌も同様に、皮膚炎など様々な肌トラブルを起こしやすいものです。

 

生後すぐの赤ちゃんは皮脂が過剰に分泌されているのですが、2~3ヶ月頃から肌の水分量が減少していきます。

 

一般的な洗濯洗剤には、洗濯物を白く、きれいに洗い上げるために、蛍光増白剤や界面活性剤等の赤ちゃんの肌には刺激となる物質が多く含まれているため、皮膚が薄い赤ちゃんの肌には負担となり、アレルギーや湿疹、かぶれといった肌トラブルの原因となる可能性があります。

 

 

赤ちゃんの洗濯、大人と同じ洗剤を使って良いの?

 

直接赤ちゃんの肌に触れる肌着やタオル、シーツに関しては、刺激の少ないベビー用洗濯洗剤を使ってあげましょう。

 

刺激の少ない洗剤を使うことで、アレルギーや湿疹、かぶれの発症リスクを下げることができます。
ただし、肌への刺激が少ない洗剤を使っても、汚れをきちんと落としきれないと、ばい菌やウイルス等が残って別なトラブルを招く危険性も無視できません。ですから、適度に汚れを落とし、なおかつ刺激の少ない洗剤を選ぶことが重要といえます。

 

 

01. 蛍光増白剤について


 

蛍光増白剤(蛍光剤)とは染料の一種で、白物の白さを際立たせる物質です。市販の白物衣料の多くは、製造段階でこの蛍光剤が使われています。

 

安全性に問題はないとされていますが、量や体質によっては皮膚刺激やアレルギー反応を起こす危険があり、必要最小限にとどめることと乳幼児用製品については避けることが通産省から通達されています。

 

また、蛍光増白剤の原料スチルベンに環境ホルモン作用があると考えらていて、環境への影響も懸念されています。

 

 

02. 界面活性剤について


 

界面活性剤が肌に悪い、と漠然としたイメージをもっていても、具体的には界面活性剤がどんなものか知らない人も多いのではないでしょうか。

 

界面活性剤は、洗剤や化粧品、食品にも使用されている物質です。ひとつの分子の中に親水基(水になじみやすい部分)と疎水基(水になじみにくい部分)を持っていて、水と油のような溶け合いにくい二つの成分を混ぜ合わせる性質があります。これにより、洗浄成分となったり乳化、殺菌、帯電防止など様々な用途で活用されています。

 

界面活性剤には天然由来のものと人工的に作られた合成界面活性剤に大きく分かれます。

 

天然由来には「石鹸系」「アミノ酸系」「脂肪酸エステル系」など、人工的なものには「高級アルコール系」や「石油系」などがあり、その数なんと数千種も。中でも石油系合成界面活性剤は安く大量生産でき、洗浄力が高いため、洗剤やシャンプー等の原料に用いられています。

 

 

お肌にやさしいベビー用洗濯洗剤をご紹介します!

 

これからご紹介する2つの洗剤は、どちらも柔軟剤不要でフワフワに仕上がります。

また、蛍光剤不使用でお肌にも地球にもやさしい洗剤でとってもおすすめですよ!

 

 

がんこ本舗

海へ step 500g

 

 

  この1本でお洗濯約100回分!すすぎ0回のやさしい洗剤

柔軟剤なしでもふっくら、柔らかな洗い上がりで、コンパクトで計量不要!干す時はほんのり精油のいい香りがします
海へ…Stepは、天然精油(ラベンダー等)を全体の1%とたっぷり配合。合成香料やリン・漂白剤・防腐剤等の添加物は一切不使用。界面活性剤の量は一般的な洗剤の約7分の1に抑えられています。

また、「中性」なので、ウールやシルクなどのオシャレ着洗いもできます!

 

 

 

ラレシーブオーバンブー

竹炭ミネラルーソープ(ランドリー&キッチン)300ml

出典:コニコニ公式

 

  竹のミネラルと純石けんの無香料の洗濯洗剤

のミネラルと純石けんの組み合わせで、石けんカスが残りにくい設計です。無香料なので香りが苦手な方にもおすすめです。竹が大地より吸い上げたバランスの良いミネラルと、職人手作りの純石けんで汚れを落とします。竹のミネラルには自然な洗浄力・除菌力・消臭力があります。頑固な汚れや、襟・袖口の皮脂汚れには部分洗い用として。また食器洗いやキッチン周りの油汚れにもお使い頂けます。デリケート衣類やぬいぐるみの洗濯にも使えます!

 

 

 

赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使っても大丈夫?

ふわふわで、良い香り。洗濯物を柔らかく肌触りを良くしてくれて、色々な香りを楽しめる柔軟剤ですが、皮膚がまだ薄く、刺激に敏感な赤ちゃんには影響が大きくなってしまいます。

 

また、香りが長く残る柔軟剤も避けましょう。人工的な香料は赤ちゃんにとっては刺激が強いものです。

 

市販されている柔軟剤に配合されているものはほとんどが合成香料であり、この綱領に含まれる化学物質が未熟な赤ちゃんの体内に取り込まれることにより、アレルギーを起こす可能性も指摘されています。

また、柔軟成分として配合されている界面活性剤の原料が石油系のものは植物系のものより刺激が強いと言われています。

 

柔軟剤を使う場合は、香料や着色料、衣類をコーティングする油分等、肌に刺激を与えるものが無添加で低刺激のものを選ぶようにしましょう。

 

 

 

柔軟剤の界面活性剤について


 

界面活性剤を水に溶かし、電離した時に親水基が陽イオンになる「陽イオン界面活性剤」が柔軟剤の主成分です。

 

陽イオンが水の中でマイナスの電気を帯びている衣類の表面に吸着し、乾燥した時に繊維同士の摩擦が減って衣類が柔らかく、静電気防止効果が表れます。しかし陽イオン界面活性剤は殺菌作用が強く、肌の常在菌への影響が懸念されています。

 

 

まとめ

強い香りや洗浄力が強い洗剤は衣類に成分が残留するため、なるべくお肌にやさしいものを選んであげましょう。

石けんタイプは石けんカスが出るため、洗濯機のお手入れも必要で面倒に感じることも。また、柔軟剤の香りは強いので、赤ちゃんにはあまりオススメできません。フワフワ感がほしい時はクエン酸を活用するのが手軽でおすすめです。

無理のない範囲でぜひこれを機会に洗濯洗剤を見直してみてくださいね。