出産や子育てを経て、ふと鏡を見たときに思うこと。

「体型が変わったな」 「なんだか疲れが抜けない」 「自分の身体なのに、どこか他人みたい」

それは、あなただけではありません。

 

今回は、出産・子育てを経験した女性が、無理なく自分の身体と向き合い、整えていく時間を大切にしている「ピラティススタジオYUZU」代表の坪井社長にお話を伺いました。

 

“頑張らないケア”という新しい選択肢を、mamioh(マミオ)読者のみなさんへお届けします。

 


 

Q1. 産後や子育て期の女性の身体は、どんな状態になっているのでしょうか?

 

A. 産後や子育て期の女性の身体は、想像以上に大きな変化の中にあります。 妊娠・出産によって骨盤は大きく開き、腹筋や骨盤底筋は弱くなり、姿勢も崩れやすい状態 です。さらに抱っこや授乳、睡眠不足が続くことで、首・肩・腰への負担も蓄積していきま す。

 

見た目には「戻ってきたよう」に感じても、実際には身体の土台が不安定なまま頑張り続け ている方がとても多いのが現実です。

それに加えて、妊娠前と比べて 「自分と向き合う時間が圧倒的に減ってしまう」ことも、産後・子育て期の大きな特徴だと 感じています。

 

自分の体調や気持ちを感じ取る余裕がないまま、誰かを優先し、日々をこなすように過ぎて いく。気づいた時には、「自分の身体がどうなっているのか分からない」という状態になっ ている方も少なくありません。

だからこそ、この時期の不調は気合いや根性ではなく、 一度立ち止まって、自分自身に意識を向け直すことがとても大切だと感じています。

 

Q2. そんな時期に、なぜピラティスがおすすめなのでしょうか?

 

A. 産後や子育て期は、身体の土台が不安定な状態であることに加えて、 自分の身体や心に意識を向ける時間そのものが圧倒的に減ってしまう時期です。

 

ピラティスは、ただ身体を動かす運動ではなく、 「呼吸を感じる」「今の自分の状態に気づく」ことから始まるエクササイズです。

 

・今どこに力が入っているのか

・どこが無理をしているのか

・呼吸が浅くなっていないか

 

そういったことに意識を向けながら動くことで、 自然と自分自身と向き合う時間が生まれます。

また、産後に特に大切な 骨盤や背骨の位置、インナーマッスル、呼吸の使い方を 無理なく、段階的に整えていけるのもピラティスの大きな特徴です。

忙しい毎日の中で、 「何かを頑張るための運動」ではなく、 自分を取り戻すための時間として取り入れられること。

それが、この時期にピラティスをおすすめしたい一番の理由です。

 

Q3. 「運動が苦手」「体が硬い」人でも大丈夫ですか? 

 

A.もちろん大丈夫です。

むしろ、そう感じている方にこそピラティスは向いていると思っています。

 

ピラティスは、柔らかさや筋力の強さを競うものではありません。 「今の自分の状態に気づくこと」から始められるので、運動経験がなくても安心して取り組 めます。

実際に通われている方の多くも、「運動は久しぶり」「苦手意識がある」という方ばかりで す。

 

Q4. 忙しいママでも続けやすい工夫はありますか?

 

A.続けやすさは、とても大切にしているポイントです。

特に多くのママが感じているのが、 「自分の時間をつくりたいけれど、まず子どもを預ける段取りが必要」というハードルだと 思います。

YUZUでは、お子さま連れでのご来店を歓迎しているため、 「預け先を探す」「時間を調整する」といった準備が不要です。

 

・お子さまを連れてそのまま来られる

・完全個室なので周りを気にしなくていい

・その日の状況に合わせて、無理のない内容に調整できる

 

こうした環境があることで、

「ちゃんと準備しないと行けない特別な時間」ではなく、 日常の延長線上で通える場所になれたらと考えています。

忙しいママだからこそ、 頑張らなくても、罪悪感を感じなくても続けられること。 それが長く自分の身体と向き合うために一番大切だと思っています。

 

Q5. ピラティスを始めて、変化を感じる方はどんなところが変わりますか?

 

A. 多くの方がまず感じるのは、

・呼吸がしやすくなった

・肩こりや腰の違和感が楽になった

・姿勢が整ってきた

といった日常の小さな変化です。

 

そこから徐々に、

「疲れにくくなった」

「自分の身体に自信が持てるようになった」

「気持ちが前向きになった」

と、心の変化を感じる方もとても多いです。

 

Q6.坪井社長自身が出産後に感じた体や心の変化はありますか?

 

A. ありました。ただ、正直に言うと 「立てないほどしんどい」「動けない」といった分かりやすい不調があったわけではありま せん。 だからこそ、「これくらい大丈夫」「まだ頑張れる」 と、自分の身体のサインを後回しにしてしまっていました。

 

子育てと仕事に追われる中で、気づいたら軽い疲れや違和感を抱えたまま、それが当たり前 の状態で23年過ごしていたように思います。

 

ピラティスを通して身体に意識を向けるようになって、初めて「私、ずっと無理をしていた んだな」「不調に慣れてしまっていただけなんだ」と気づきました。

大きく壊れていなくても、ちゃんと整える時間は必要なんだということ。それを実感できた ことが、私にとって一番大きな変化でした。

 

Q7.ピラティスを通して届けたいと思っていることは何ですか?

 

A. ママになったら、子どもが優先になるのは当たり前だと思っています。それは悪いことで も、我慢すべきことでもありません。

でもその一方で、自分の心と身体を大事にする時間まで後回しになる必要はないとも感じて います。

ほんの少しでもいいから、「今の自分はどう感じているか」「身体はどんな状態か」 に目を向ける時間を持ってほしい。

ママが自分を大切にすることに、罪悪感を持たなくていい世の中。 それが特別ではなく、当たり前の選択になる社会をつくりたい。

ピラティスは、そのきっかけであり、自分に戻るための場所でありたいと思っています。

 

Q8.同じように悩む女性・ママへのメッセージをお願いします!

 

A. もし今、「自分のことは後回しになっている」「なんとなく不調だけど、仕方ないと思っ ている」そんな気持ちがあるなら、どうか一人で抱え込まないでほしいです。

ママである前に、ひとりの女性として。

今の自分の心と身体を大切にする習慣を、私たちと一緒につくっていけたら嬉しいです。

ピラティスが、その一歩を踏み出すきっかけになれたらと思っています。

 


編集後記|「整える」は、未来の自分へのギフト

子どもの成長を大切にするように、 自分の身体の変化にも目を向けてあげること。

それは決してワガママではなく、 これから先も、元気に子育てを楽しむための準備だと思います。

私たちは 「頑張りすぎない選択」を、これからも大切に伝えていきたい。

そんな想いと重なる、やさしいピラティスのお話でした。


 

※今回お話を伺ったスタジオ紹介

年齢に制限はなく、出産・子育てなどライフステージが変化しても無理なく通い続けられるスタジオ「パーソナルマシンピラティスYUZU

https://yuzu-pilates.com/