寒い季節の外出には、防寒対策が必須です。特に大人のような免疫力を持たない赤ちゃんとのお出かけには気を使いますよね。しかし、どんなに寒い日でも、日用品の買い物などで外出しなければならない時があります。そんな時、ママの強い味方になってくれるのが抱っこ紐用の防寒グッズ。温かくて機能的且つおしゃれな商品がたくさん販売されています。

 

「真冬は抱っこ紐用の防寒グッズで乗り切った」という声を聞く一方で、生活スタイルや赤ちゃんの生まれ月によっては「買ってみたけれど結局使わなかった」という声も。今回は、抱っこ紐用の防寒グッズがどういう場合に必要になるのか検証し、出来るだけ長い期間使う事のできる防寒グッズをご紹介します。

 

抱っこ紐用の防寒グッズが必要な二つの理由

 

赤ちゃんを抱っこ紐に入れると、ママと赤ちゃんが密着状態になるため、お互いの体温でポカポカします。赤ちゃんがしっかりと上着を着こんでいれば、抱っこ紐用の防寒グッズは不要なのでは?と思う方もいるかもしれません。抱っこ紐で赤ちゃんを抱いた際に防寒グッズを準備しておく理由は二つあります。

 

 

赤ちゃんを安全に抱っこするため

 

ベビー用のジャンバーはフワフワでかさばるものが多いのです。赤ちゃんに上着を着せた状態で抱っこ紐に入れると、普段よりも赤ちゃんのサイズが大きくなり、抱っこ紐に収まらない場合があります。だからと言って抱っこ紐を緩めてしまうと、装着が不安定になってしまう危険もあります。

 

 

ママの体調管理のため

 

抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこすると、ママはコートの前ボタン(またはファスナー)を閉めることが出来ません。お腹周りは赤ちゃんと密着しているので温かいのですが、ママの首や腰周りが冷えてしまいます。

 

抱っこ紐用の防寒グッズは、赤ちゃんの身体から足先までをすっぽりと包み込むようなデザインのものが多いです。そのサイズ感のおかげで、ママにとっても風よけになり温かさをキープすることができるのです。

  

 

抱っこ紐用の防寒グッズが必要なのはいつからいつまで?

防寒グッズを購入する場合、どのくらいの期間使うのか気になりますよね。まずは赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこする期間について考えてみましょう。

 

抱っこ紐使用は生後1か月から1歳過ぎまで

 

抱っこ紐を頻繁に使用する期間は、赤ちゃんの性格や成長、さらに生活スタイルに左右されますが、生後1か月から半年くらいまでというのが一般的です。その後、1歳過ぎくらいまでは短距離の移動時にだけ抱っこ紐を使うというパターンが多いです。

 

赤ちゃんは生まれてすぐから生後1か月までは、基本的にママと一緒に家の中で過ごします。産院で受診する1か月健診で主治医のお墨付きをもらうと、ようやく外出できるようになります。外出後すぐから乗せられるベビーカーもありますが、大体は首座りするまでは抱っこで移動する場合が多いでしょう。

 

赤ちゃんは半年を過ぎるとほぼ全員が5㎏を超える重さになります。中には10㎏近くになるビッグベビーも。そうなると、パパやママの身体への負担から、段々と長距離の抱っこは控えるようになる家庭も多いです。1歳を過ぎる頃には10㎏を超える子も増えてきます。1歳前後で抱っこ紐を卒業し、代わりにベビーカーや自転車などを日常的な移動手段として選ぶ家族も多いです。

 

抱っこ紐を使用する期間と、寒い季節が重なるのはどのくらい?

 

抱っこ紐用の防寒グッズが絶対に必要になるのは、赤ちゃんを抱っこ紐で頻繁に抱っこする期間と寒い季節が重なる場合です。この期間がどれくらいあるのかという事は、赤ちゃんの生まれ月によって大きな差が出ます。晩秋から冬生まれの赤ちゃんの場合、生後すぐに迎える冬の期間、ずっと防寒グッズが必要になります。小さな赤ちゃんや抱っこが大好きな赤ちゃんの場合は、1歳になってからの冬まで抱っこ紐を使っていることも想定し、かなり長い期間、抱っこ紐用の防寒具を使用することも考えられますよね。

 

一方、春や夏生まれの赤ちゃんの場合は、抱っこ紐用の防寒グッズが必要な可能性があるのは初めて迎える冬の一回のみ。冬を迎えた時に、既にベビーカーでの移動に馴れてしまっている赤ちゃんの場合は、抱っこ紐用の防寒グッズ自体が不要となる事も考えられます。

 

また、季節や生まれ月に関係なく、日常的に車での移動が多い場合も抱っこ紐用の防寒グッズは不要ですよね。

 

 

おしゃれで機能的!人気の防寒グッズは防寒ベビーケープとコートタイプ

抱っこ紐用の防寒グッズの中でも人気なのは、何通りもの使い方が出来る3 wayタイプのものやコートタイプのもの。それぞれメリットがあります。

抱っこ紐で人気ブランドのエルゴには専用の「ベビーホッパー」というエルゴベビーにぴったりと付けられる専用のカバーがあります。

 

 

抱っこ紐を卒業してからも長く使える!防寒ケープ

 

抱っこ紐用の防寒具としてだけでなく、おんぶやベビーカーの防寒具としても使うことができるこちらのタイプ。軽くて小さく収納できるように工夫されて作られているものも多く、スマートに防寒対策したい方やパパと共有したい方におすすめです。

 

 

BuddyBuddy(バディバディ)

エアライトダウン3wayフィットケープ

 

出典:楽天

 

 

アフタヌーンティー

防風シート入りフリース4WAYケープ

 

出典:たまひよSHOP

 

温かさと手軽さ重視ならママコート

 

赤ちゃんとママの一体感があり、温かさも抜群なのがダッカーがついているタイプのママコート。これなら、外出時もさっと一着羽織るだけで気軽に出かけられそうです。またゆったりとしたデザインで作られているコートが多いので、マタニティー期から購入しておくと、長い期間使えそうです。

 

kerätä ママコート

防寒ダウン採用 ベビーカーにも使えるダッカ―付き

 

出典:Amazon

 

 

 

ベルメゾン

産後兼用ダッカー付マタニティコート

 

出典:ベルメゾン

 

 

物を増やしたくない方におすすめ!ママライター直伝の防寒対策

 

普段の生活では抱っこ紐は使っていないものの、いざという時に防寒アイテムがないと困るという方や、物を増やしたくないという方には、抱っこ紐の防寒グッズを購入せずに代用する方法がおすすめです。実は私自身、極力物を増やしたくないタイプの性格。家にあるものを使って工夫してみた私なりのアイデア対策です。

 

 

ケープやブランケットをマルチクリップで留める

 

帽子やベビーカー用のブランケットクリップとして使用することの多いマルチクリップ。お祝い品などでもらう機会も多いので、家の中を探せばどこかに転がっていたという事はありませんか?そんなマルチクリップを駆使して防寒対策をしてみました。

 

赤ちゃん用のケープやブランケットをマルチクリップで抱っこ紐に留めれば、簡単ながらも抱っこ紐防寒具の完成です。ブランケットが長すぎる場合は、上部を折り返します。一番寒い首元部分が二重になるので温かくて一石二鳥です。マルチクリップは左右それぞれに使うので二つ必要です。既製品程の温かさはありませんが、ちょっとそこまでという程度のお出かけであれば、これで十分です。

 

さらに、ママのコートのボタン替わりにもマルチクリップを。ママのコートが前開き状態のままでは、隙間風でママも赤ちゃんも寒いですよね。そこで、マルチクリップでママのコートの前開き部分をしっかりと留めておきます。これだけで温かさが全然違いますよ。

 

 

使い方いろいろ!

日本製 ベビーマルチクリップ

出典:楽天 

 

 

ママがオーバーサイズコートを着用

 

私が第二子を産んだ時は、ちょうどオーバーサイズコートが流行り出していた時期でした。オーバーサイズコートとは、通常よりも一回り大きいサイズでデザインされたコートのことです。ゆるっとした見た目は抜け感があり、ここ数年はトレンドになっていますよね。

 

コートの買い替え時だったこともあり、思い切ってオーバーサイズコートを購入。ダッカー要らずのママコートとして着用してみると、ぴったりのサイズで感激しました。赤ちゃんの頭を出すために、上のボタンは2個くらいはずしますが、それ以外は赤ちゃんを抱っこした状態でもしっかりと前で留める事ができます。赤ちゃんも自分も温かく、抱っこ紐をすっぽりと包み込んでいるので安心感もあり、大満足でした。

 

次男が抱っこ紐を卒業した今でも、普通のオーバーサイズコートとして愛用しています。ママコートとしてだけでなく、お洒落に着こなす事ができるのも嬉しいポイントです。

 真冬の寒い季節には、大きめのダウンコートを選べばさらにポカポカと過ごせそうですね!

 

 

まとめ

防寒グッズがあれば、抱っこ紐のお出かけもポカポカで安心です。自分に合ったものを厳選して購入したり、家にあるもので代用したり、対策方法も様々。赤ちゃんやママの生活スタイルや使い心地に合った防寒対策で、寒い季節を乗り越えましょう。