
暑い季節に人気の高いプール遊び。赤ちゃんは、いつごろからプールに入ることができるのでしょうか。
プールデビューに適した時期や、施設のプールを利用するときに必要なもの、筆者の体験をもとにした楽しいプールのコツなどをご紹介します。
赤ちゃんはいつからプールに入れるの?

赤ちゃんのプールデビューは、安全を考えると、お座りができるようになる生後7~9カ月以降がおすすめです。
このころであれば、プールを楽しめる体力がついていることが多いですし、水深の浅い場所に座らせれば、安定した体勢で水遊びができます。
まずは自宅用の小さなビニールプールに水やぬるま湯を入れて、赤ちゃんを水に慣らしてあげて恐怖心を持たないようにしてあげることから始めましょう。
施設のプールを利用できるのは何歳から?

公共プールやレジャー施設のプールは、赤ちゃんの利用できる条件が施設によって異なります。
「プールの使用はオムツがはずれてから」となっているところが多いですが、ベビー用おむつを着用していれば可となっているところや、ベビー専用のプールを設けているところもあります。
赤ちゃんが利用する際のルールを事前に確認しておきましょう。
プールでオムツは必要?

通常のおむつは吸水性が高く、そのまま水遊びをしてしまうと、オムツが大きくふくらんだり重くなったりして、子どもの動きを妨げてしまいます。
そのため、プールに入るときは、水遊び用のおむつを利用すると便利です。
自宅のビニールプールを使って1人で遊ばせるなら、オムツは着用しなくてもかまいません。ただ、水遊びパンツをはかせていれば、オシッコやウンチをしてしまっても外にもれにくくなるので、気になる場合は使用すると良いでしょう。
公共プールやレジャー施設の場合、オムツが必要かどうかは施設によって異なります。オムツが必要であれば、水遊び用おむつを利用しましょう。
施設の売店などで販売していることもありますが、あらかじめベビー用品店やドラッグストアで買っておくと安心です。
オムツ機能付きの水泳パンツも売られているので、何度もプールに行く予定がある方は、そちらを利用してみても良いかもしれませんね。
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施設のプールを利用するときに必要なもの

施設のプールを利用するときに用意しておいた方が良いものは、次のとおりです。
水着
水遊び用のオムツ
タオル
着替え
水遊びグッズ(浮き輪など)
日焼け止め用品(ラッシュガードや帽子など)
飲み物(水やお茶、ミルクなど)
ビニール袋(濡れたものを持ち帰るときに使用)
なお野外の大型プール施設に行く場合は、赤ちゃんが休めるように、
レジャーシート
日よけのテントやパラソル
サンダル
なども用意しておくと便利です。
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赤ちゃんをプールに入れるときの注意点
絶対に目を離さない
子どもは10cmほどの水深でもおぼれるといわれています。 また「おぼれる」というと、バシャバシャと音をたてて苦しむようなイメージがありますが、 実際は静かに沈んでしまうことも多いようです。 そのため、たとえ自宅のビニールプールであっても決して目は離さず、 子どもの安全を見守るようにしてください。
食後すぐは避ける
大人と比べ、赤ちゃんは食べたり飲んだりしたものを吐き戻しやすくなっています。 そのため、食後や授乳後にすぐにプールに入ることは避け、少し時間を置きましょう。
プールサイドですべらないように注意
水で濡れたプールサイドは、想像以上にすべりやすいものです。 赤ちゃんが歩けるなら手をつないでおく、走らないように声をかけるなど、転倒に注意しましょう。 また、赤ちゃんを抱っこした体勢は、バランスが悪く、足元も見えにくくなります。 パパやママも転倒しないように、滑り止めのついたサンダルなどを活用すると良いでしょう。
紫外線対策はしっかりと
赤ちゃんの肌は敏感で、日焼けによって赤くなったり、乾燥したりすることがあります。 そのため、特に野外プールで遊ぶ場合は、日焼け止めやラッシュガード、 帽子などで赤ちゃんをしっかり守ってあげてください。
長時間入りすぎない
お風呂とは異なり、プールは水温が低いため、赤ちゃんも体温を奪われがちです。 いつもとは違う環境で赤ちゃんも疲れやすくなっていますから、 赤ちゃんが興奮して楽しんでいる様子でも、長時間入り過ぎるのは避けたいものです。 特に初めて施設のプールへ行くのなら、水につかる時間は 1回30分程度におさえておくと良いでしょう。
プールのあとはしっかりと洗う
施設のプールでは、消毒のために塩素が使われています。 感染症の予防のために必要な塩素ですが、肌に残っていると 大人でも肌荒れを起こすことがあります。 プールのあとは、シャワーでしっかり赤ちゃんの全身を洗ってあげましょう。
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もしプールのあとに赤ちゃんが体調を崩したら?

プールの水は塩素などを使い消毒されていますが、それでも感染症などの病気を完全に防ぐことはできません。
水を介して広がりやすい感染症としては、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)などが有名です。
プール後にしっかりと全身を洗うことはもちろん、もし何らかの症状が出てしまった場合には、小児科などでプールに行ったことを伝えましょう。
ここからは、赤ちゃんとのプールや水遊びに必需品の持ち物や服装についての注意点をご説明していきます。
赤ちゃんとのプールのコツ
Contents
【自宅編】
筆者には2人の娘がいますが、夏の間はよく自宅のビニールプールで遊ばせていました。
お風呂場やベランダでのプールなら、手間もほとんどかかりませんし、遊んだあとはそのままお風呂に入れてしまうこともできます。
汗もすっきりできて、体力も使うので、プールのあとはぐっすり眠ってくれます。
自宅用のビニールプールでおすすめなのは、ごくシンプルな形の、コンパクトサイズのものです。
飾りがたくさんついているタイプは、ふくらませるのが大変ですし、大きすぎると水をためるのもぬくのも時間がかかります。
1人用の小さなビニールプールでも、赤ちゃんはとても楽しんでくれますよ。
赤ちゃんとのプールのコツ
【施設編】
オムツがとれる前の小さな赤ちゃんを連れて施設のプールへ行くなら、大型のレジャー施設は避けることをおすすめします。
赤ちゃんも疲れてしまいますし、小学生くらいの大きい子どもも一緒に遊ぶ施設だと、ぶつかってケガをしてしまうこともあるからです。
筆者は、水深の浅い子ども用プールがあり、大型遊具は設置していないプールを探して、赤ちゃんと泳ぎに行っていました。大型遊具がない分、落ち着いて水遊びを楽しむことができましたよ。
また、ベビー用浮き輪にはいろいろな種類がありますが、ハンドルがあり、足を入れてまたがるタイプが重宝しました。
水に恐怖心がある赤ちゃんでも、これなら乗って遊べますし、おぼれる心配が少ないので親も安心です。
赤ちゃんと無理のないペースでプールを楽しもう

ベビースイミング教室が流行していることもあり、0歳でプールデビューする赤ちゃんも増えているようです。
とはいえ、頼りない赤ちゃんを支えてプールに入るのは、パパやママも緊張しますし、水の中は想像以上に体力を使います。
赤ちゃんとプールへ行くときは、まずは短い時間から始めて、十分な休憩をとりながら楽しむようにしたいですね。
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