幼稚園や保育園の年長組にあたる5~6歳児が受診する「就学時健診」という健康診断があります。

  

小学校入学に向けて、どんな内容の健康診断が行われるのか?また親子で気を付ける点などはあるのか?初めて「就学時健診」を受ける場合は気になりますよね。

 

今回、我が家の長男が就学時健診を受けてきましたので、その内容について我が家の体験談をご紹介します。

 

就学時健診の内容(横浜市の場合)


横浜市のホームページによると、就学時健診は「学校保健安全法に基づき、翌年の4月に小学校(義務教育学校の前期課程・特別支援学校の小学部を含む)へ入学するお子さんを対象として、市町村が実施する健康診断」のことです。

 

健診の主な内容は、内科・眼科・歯科などの健診と、その結果を踏まえての三者面談です。希望者は聴力検査も受けることができます。子供の状況を学校側と保護者の双方で把握し、疾病などの疑いがある場合は早期の受診を推奨することにより、学校生活に備えることが目的です。

  

 

実施日程

横浜市のホームページによると、就学時健診の実施日程は「概ね10月下旬から11月の平日の午後」。今回我が家の地域では、11月の後半に就学時健診が行われました。実施日程は、各実施会場によって異なるので、同じ市内であっても数週間ずれるというようなこともあるようです。

 

日程の通達は、実施日の1か月前くらいに郵送で自宅に届きました。また、横浜市のように自治体ホームページに掲載されている場合もあるようです。

  

 

実施会場

お住まいの地域が通学区となる小学校、つまり子供が通う予定となる小学校で実施されました。

 

引っ越しを予定している場合など、その小学校に通わないことが決まっていたとしても、基本的に就学時健診の実施会場は変わりません。実施会場と異なる小学校への入学を予定している場合は、健診時に保護者が記入する書類にその旨記載する欄があります。

 

 

当日の流れ

以下が、今回私たちが経験した就学時健診の流れです。最初から最後まで大体1時間程度でした。

 

1, 指定された受付時間の少し前に小学校に向かうと、番号札を渡され、その順に並んで受付開始時間まで待ちました。

 

2, 受付では記入した書類(就学時健康診断調査票)の確認を行い、親と子は分かれてそれぞれ番号札順に着席します。

 

3, 番号札順で並んだ子供達が、少人数グループで先生の引率のもと健診会場へ向かいます。(どんな内容の健診をしたのか息子に聞いてみましたが、よくわかりませんでした。笑)その間、親は必要書類を記入し、子供が返ってくるまで待機します。

 

4, 子供が健診から戻ってくると、親と一緒に着席し、個別面談まで少し待ちます。番号札順に面談デスクに呼ばれます。面談が終わると番号札を返却し、終了となります。

 

当日の段取りや時間に関しては、地域や実施会場によって異なると思います。こちらでは、一つの例としてご紹介しました。

  

 

持ち物

私が持参した持ち物は以下の三点のみ。

 

  • 就学時健康診断調査票:就学時健診の案内に同封されている「就学時健康診断調査票」を記入し、持参します。これまで受けたワクチンの履歴を書く欄があります。
  • 筆記用具:当日子供を待っている間に、保護者が記入する書類があります。
  • 上履き:子供も保護者も小学校に立ち入るので、室内履きを持参します。

 

ママライターの体験談

 

我が家の長男が通う保育園では、子供たちは皆裸足で園生活を送っています。上履きというものを使ったことがなかったので「どんなものを持っていけば良いのだろう?」と少し悩みました。靴屋さんに行ってみると、小学校用の上履きがとても安く販売されていたので、試し履きもかねて一番安い数百円の上履きを購入して見ることにしました。長男は、一足先に小学生の気分を味わえて、嬉しかったようです。

 

参考にしたサイト

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kyoiku/sesaku/hoken/syuken.html

 

※こちらでは、私たち家族が住んでいる横浜市の就学時健診の内容をまとめています。大まかな内容はどの自治体でも同じだと思いますが、詳細については自治体や地域によって異なる場合もあります。就学時健診の詳しい内容について知りたい場合は、お住まいの自治体に問い合わせるか、自治体ホームページなどをご確認ください。

 

 

就学時健診をこれからにつなげていくために

就学時健診を受診すると、いよいよ入学に向けてカウントダウンが始まったという気分になりますよね。この機会に我が家では以下の項目についても親子で確認してみました。

 

  • ワクチンの接種忘れがないか確認

就学時健診には母子手帳を持参する必要はありませんが、就学時健診のために保護者が準備する書類にはワクチンの接種について記入する欄があります。子供が赤ちゃんの時は、お出かけするたびに持ち歩いていた母子手帳ですが、最近では棚の奥の方にしまい込んでいて、ほとんど見る機会がありませんでした。

 

母子手帳を見返しながら、改めてワクチンの接種忘れがないか、親子で確認してみました。我が家は現時点では接種忘れはなさそうだったのでホッとしましたが、就学時健診の会場では「ワクチン忘れてた!早めに行かなきゃ!」という声もちらほら聞こえてきました。

 

子供が小学校に入学すると、授業に遅れないためにも出来る限り欠席せずに学校に通ってもらいたいものですよね。まだ終わっていないワクチンがある場合は、就学時健診から小学校入学までの間に、済ませておくと安心です。

 

  • ご近所同士のネットワーク

幼稚園や保育園での生活に比べ、小学生になると子供の行動範囲が広がります。登下校には親は付き添いませんし、下校後、子供だけで公園や習い事などに行くこともあるでしょう。親の目が届かない場面が増えるので、子供が安全に登下校できるか不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。そんな時、ご近所や学校関係者に知り合いがいると、地域での見守りという点で安心です。

 

また、新入生にとって、最初の一年間は持ち物や行事などについてわからないことが多いもの。学校関係者や先輩ママに知り合いがいると、いろいろな情報をもらうことができて助かります。

 

就学時健診で周りを見渡してみると、同じ幼稚園や保育園のお友達以外にも、近所のお友達や公園や習い事などでよく会うお友達などを見かけるでしょう。ママ友をたくさん作らなければ!と気負う必要はありませんが、緩やかにつながりを意識すると良いかもしれませんね。