みなさんは、公園などでペダルなしの二輪車に乗っている小さなお子さまを見かけたことがあるでしょうか?子供の初めての乗り物の定番といえば「三輪車」ですが、今や「ランニングバイク」と呼ばれる乗り物に人気が高まっています。そのバイクの代表格「ストライダー」についてのお話です。
ストライダーとは?
キッズバイクやトレーニングバイクとも呼ばれている二輪車ですが、幼児の自転車売り場でもよく見かけるようになりました中でも人気の「ストライダー」は、日本では2000年代後半から普及が始まり、今や世界で300万台以上愛用されている乗り物です。世界中から愛される秘密はなんでしょうか。
まず、「ストライダー」は三輪車や補助付き自転車とは違い、自転車の乗るためのステップではないということ。それを知った時は衝撃でした。長女が保育園の頃、ストライダーに乗っていた子が、3歳で自転車に乗れるようになっていたので、自転車に乗るための一番の近道にストライダーがあるのだと思いこんでいました。ただ、ストライダーに乗ることによって、バランス感覚が身につき体幹も鍛えられ、結果として自転車にもすぐに乗れるようになったのかもしれません。
対象年齢は?
ストライダーの対象年齢は1歳半〜5歳(ストライダー14×は7歳まで)一人で歩くことができるようになれば可能なんですね。タイプもスポーツモデル、クラシックモデル、ストライダープロと利用用途に応じて購入できます。重さは最大3kgと持ち運びもラク。これなら子供が乗り飽きてもママ一人でも持って帰れます(笑)価格帯も1万円台〜2万円台と、数年乗ることを考えるとリーズナブル。色やカスタムパーツも豊富で、大人の方が凝ってしまいそうです。
どこで遊べるの?
ストライダーの大きな特徴は、ペダルなし、ブレーキなし。そして「自転車」ではないので、公道走行は禁止です。大人の感覚で、ブレーキがないと危ないのでは?と心配になりますが、3歳前後までの幼児は、ブレーキレバーを握る握力が備わっていないため、ほとんどブレーキ操作自体が難しいとのこと。そのため、足で止まれるようにブレーキやワイヤー類も装着していないそう。自転車開発専門チームによって、設計・開発されているストライダーは製品試験を実施し、安全であることを実証しています。さらに、2年間の無償サポート付。安心、安全で細部まで子供たちのことを考えいるからこそ、世界中から愛される乗り物になっているんですね。
ストライダーの利点
ストライダーはペダルがないため、自分の足で地面を蹴って前に進みます。同時にハンドル操作や体重移動で、左右のコントロールをしていきます。乗りながら、転びならが自然とバランス感覚を身に付けていく。そして、それが足の速さにもつながっていくというから、驚きです。スライダーに乗り、前に蹴り出す姿勢が、走るときの前傾姿勢を自然と習得していくというのです。小さいうちから始めるほど、将来の徒競走が楽しみになるかもしれません。ただ、自転車とは違い公道を走ることがなくても、ヘルメットはもちろん、必要に応じて肘、膝のプロテクターの装着は大事です。
また、ストライダーは個人で楽しむだけでなく、全国各地で公式レースも開催されています。夏だけでなく、これからの時期はスキーアタッチメントをつけてのスノーステージが各地の雪山で開催される予定。たくさんの仲間たちと出会うことで、いい刺激となり、さらにストライダーを好きになることでしょう。
まとめ
ストライダーに乗れる年齢は限られています。”今”しか乗れない(載せてあげられない)ストライダー。今年のクリスマス、実用的なプレゼントととして、いかがでしょうか。(我が家も子供たちが小さい頃に買ってあげればよかったと後悔しています…
最後に、私の住んでいる街のとある美容院のウィンドーには、青いストライダーが飾られています。もしかしたら、オーナーさんのお子さんが小さい頃に乗っていたものかもしれません。乗れなくなってからも、インテリアとなるストライダー、素敵です!
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