寒い季節や悪天候の日などは、子供を外遊びに連れ出すことが難しく、親子共々運動不足気味になってしまうことはありませんか?体が重くなると、さらに外に出ることが億劫になってしまい、どんどん悪循環に陥ってしまいますよね。
そんな時、家の中にいても簡単にできる遊びを知っていれば、気軽に運動することができます。今回は、室内でもできる簡単な体力づくりのアイデアをご紹介します。
文部科学省や自治体による学びのコンテンツを利用
「体育」は、学校で学ぶ教科の一つ。ということで、まずご紹介するのは、文部科学省の「子供の学び応援サイト」を活用する方法です。自宅でできるさまざまな教育コンテンツが紹介されています。
私のおすすめは、東京学芸大学と東京学芸大こども未来研究所、そして朝日新聞社による共同研究の成果を活用したあそびのプラットフォーム「たのしーと」です。
https://houkago.asahi.com/genre/karada.html?iref=gnavi
「体あそび」というテーマで、室内でもできる簡単な遊びがたくさん紹介されていて、どれも楽しみながら取り組むことができる点が魅力的です。また、文章とイラストで説明されたシートをダウンロードし印刷して使うため、パソコンやテレビ画面などが使えない状況でも取り組めます。「体あそび」以外にも、「表現あそび」や「言葉あそび」、「数・図形あそび」などのシートもあるので、時間があるときにまとめて印刷しておくと便利です。
各地の教育委員
会による独自のコンテンツもあります。我が家のお気に入りは、札幌市の教育委員会による「なわとびチャレンジ」です。
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/shido/nawatobi.html
ただ縄跳びをするだけでは飽きてしまいますが、こちらは「なわとび全道制覇MAP」というシートを使い、北海道内の市町村を色で塗りつぶしながら全道制覇を狙うチャレンジです。目標があると頑張れるのは大人も子供も一緒。縄跳びしながら、地名を覚えられるのも良いなと思いました。
動画コンテンツを活用
Youtubeなどの動画配信サイトでは、自宅でできるストレッチや体幹トレーニング、体操、ダンスなどに特化したさまざまな動画チャンネルを見つけることができます。画面越しではありますが、プロによる指導は本格的。また、種類豊富なたくさんの動画の中からお気に入りのコンテンツを探すことができるので、飽きずに続けることもできます。
専門家ではない親が子供にこのような体操を教えようとしても、毎回同じ内容になってしまったり、うまく教えられなかったりと、なかなかうまくいきません。一方、子供用のチャンネルでは、子供が好きなキャラクターが出てきたり、知っている音楽が使われていたりするため、子供も楽しみながら体を動かすことができますよ。
我が家では、主に母親である私の運動不足解消のために、こういった動画コンテンツをよく利用しています。私が日課のように動画を見ながらストレッチしていると、子供たちも少し興味を持つようで、たまに「一緒にやる」と隣に来ます。
ただし、インターネットに接続した状態で動画コンテンツを利用する場合は、親の意図しない動画が子供の目に触れる可能性も十分考えられます。こういったサイトを活用する場合は、親子で一緒に見るなどの配慮が必要です。
お助けアイテム
ワークシートや動画は便利ですが、親が忙しく、まとまった時間を割けない場合は難しいでしょう。子供が一人でも室内で安全にできる体遊びがあれば、親も助かりますよね。
そんな時は、道具に頼ってみてはいかがでしょうか。
私の実家には、私が小さい頃、ジャングルジムがありました。今考えると、当時未就学児三人を抱え、ワンオペ育児に奮闘していた母にとっては、室内ジャングルジムは必需品だったのだろうと思います。ある程度の広さは必要になりますが、ジャングルジムや鉄棒などのダイナミックな室内遊具があれば、家の中でもじっくりと体を動かして遊ぶことができますよね。
広さが確保できなくても大丈夫です。室内用のトランポリンやエア縄跳び、トンネル型のおもちゃやバランストイなど、狭い空間でも十分遊べる遊具もあります。
実際にこんな商品を見つけたの参考までにまとめて見ました!
「白いわんぱくジム」は、お子様の成長に合わせて組み替えOK!
https://item.rakuten.co.jp/es-toys/10401186/
折りたたみ式鉄棒 高さ調節 5段階 全4色 子供用
トランポリン 家庭用
お子様には体幹を鍛えバランス感覚の育成にも!折りたたみ可能!
エア縄跳び (縄なし) ストレス発散AIR縄跳び 縄跳び 子供用
https://item.rakuten.co.jp/arudake/h18-0168/
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https://item.rakuten.co.jp/clair-kobe/40192016/
おうちで平均台!室内で遊べる!
ママライターの体験談
我が家の長男は、外遊びが大好きな活発な性格です。どんなに寒くても「外に行く?」と聞くと「行く!」と即答。運動不足とは無縁の生活を送っています。
一方、次男はというと、家でゴロゴロするのが大好きなインドア派。天気の良い日は、誘うと外遊びに付いてきますが、寒かったり気分が乗らなかったりする日は、部屋の中から動こうとしません。それでも、平日は毎日保育園でお散歩や外遊びしているので、休日はダラダラ過ごすのも仕方がないかなと思っていました。
しかし、そんな我が家にも転機が訪れました。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言によって、しばらくの間、長男は小学校が休校となり、それに合わせて次男も保育園をお休みすることにしました。公園に行っても思いきり遊べず、次男はだんだんと外出するのが面倒になってしまったようで、室内で引きこもってミニカーなどのおもちゃで遊ぶ日が増えました。日中あまり体力を使わないからか、就寝時間になってもあまり眠たくならず、つい夜更かししてしまい、その結果、朝寝坊するという生活が続きました。親としては、やはり子供たちの生活リズムの乱れが気になりました。
やる気のない次男を無理やり外に連れ出すわけにもいかず、どうしても気分が乗らない日は家の中でできることにチャレンジさせることにしました。
最初は縄跳びや体操、ストレッチなど色々試しましたが、次男が一番楽しんで参加できたのは創作ダンス。ひたすら好きな歌に合わせて踊り狂うという遊び(?)です。少しの時間でも体がポカポカになり、達成感も得られるなど良いことばかり。毎日たっぷり外遊びしている長男ももちろん参加しています。
親子で楽しみながらできる方法を探してみては?
今回は子供の体力づくりをテーマに、室内でできるさまざまなアイデアをご紹介しました。子供の性格によって、楽しく取り組めるものとそうでないものがあると思います。まずは、親子で色々なことにチャレンジしてみながら、自分たちにぴったりと合う方法を探してみてはいかがでしょうか。
お気に入りのコンテンツが見つかったら、少しずつ取り組んでみることで、きっと体を動かすことを前向きに捉えられると思いますよ。