生まれた我が子の成長について心配になったり、不安になったりすることはあるでしょうか。
特に、1歳未満の場合、他の赤ちゃんと比べる機会も少なく、痩せすぎ?太りすぎ?ちゃんと成長してる?と毎日一緒に過ごしているママでは気が付きにくいこともあるかもしれません。
今回は、出生〜1歳時までの身長と、体重についてのお話です。
0歳児の平均身長・平均体重
出産後は、出産した病院で1ヶ月健診を行い、それ以降は小児科を受診して赤ちゃんの健康状態を診てもらいます。
出生届の手続き後に各自治体で、赤ちゃん手帳を交付してもらい、それに基づいて健診を行っていくのが一般的です。3〜4ヶ月、6〜7ヶ月、9〜10ヶ月、1歳児健診と、1歳までは定期的な健診が必要になります。
その都度、母子手帳にある「乳児身体発育曲線」に身長・体重を記載し、成長をみていきます。
発育曲線のグラフの帯の中に9割の乳児の値が入るといわれているので、定期的な健診での身長、体重の推移の目安にすることができます。
1歳までの平均的な身長と体重の推移について、平成22年の厚生労働省の調査では以下の通りです。
男の子の平均体重・身長
0歳児の男の子の平均身長と体重は次のとおりです。
体重 | 身長 | |
出生児 | 2,980g | 48.7cm |
3ヶ月 | 5,830g | 55.0cm |
6ヶ月 | 7,670g | 66.2cm |
1歳 | 9,090g | 73.9cm |
女の子の平均体重・身長
0歳児の女の子の平均身長と体重は次のとおりです。
体重 | 身長 | |
出生児 | 2,960g | 48.3cm |
3ヶ月 | 5,420g | 57.8cm |
6ヶ月 | 7,170g | 64.8cm |
1歳 | 8,540g | 72.3cm |
1年間で、体重は約6kg増え、身長は約25cmも伸びます。
その後は、緩やかな増加になっていくので、1歳までの1年間が最も成長が大きい時期でもあると思います。
また、1歳児までは、男児、女児の推移の変化にあまり大きな差はありません。
成長に不安がある場合、どうする?
我が家の娘は、長女:2872g・48cm、次女:3400g・49cmで生まれました。
次女は少し大きめの赤ちゃんでしたが、2人とも標準範囲でした。ただ、その後の健診で、標準よりも頭囲が大きく、何かの病気ではないかと、小児科の先生に相談したことがあります。
また、次女は6ヶ月頃に体重だけが急激に増えて、原因がわからずとても不安になりました。2人とも成長過程で問題はありませんでしたが、身長、体重の他に、頭囲や胸囲の推移も確認しておいた方が、変化に気が付きやすいかもしれません。
乳児の場合、診断が難しく、「少し、様子をみてみましょう」と経過観察になることもありますが、少しでも気になることがあれば、その都度小児科の先生に聞いてみることが大事だと思います。
保育士さんに聞いた!病院を受診する目安とは?
今回、乳児クラスの担任経験がある保育士さんにお話を伺いました。
保育園での乳児の身体測定は、毎月、だいたい同じ日の午前中に測定しているとのこと。1ヶ月の増減をなるべく正確に把握し、数値化するためのようです。
保育園には、看護師が常駐していて、身体測定の結果について気になる点などを共有しています。身体測定の結果といっしょに、心配があれば保護者へ伝えますが、病院への受診を強く勧めることはないといいます。
というのも、保育園側から病院への受診を促すと、保護者が受け身になり、「保育園で言われたから受診した」と伝え、病院側からすると診断は医師がするもので、保育園で判断してほしくないという考え方のようです。(保育園側が、病院への受診をお願いする目安は、感染が疑われる病気かどうかだそうです。)
病院の受診には、待ち時間がつきものなので、乳児になると母子の負担も大きくなります。
特に今はコロナの問題で、病院への受診も躊躇しがち。そんな中で受診し、特に問題がなかった場合、異常がなくてよかったと安心してもらえる保護者がいる反面、時間もお金もかけて受診したのに、保育園に言われなけれが受診しなかったのに…という保育園への不信感をもつトラブル回避の意味もあるそう。
1歳未満での保育園に預けているママは、保育園で行っている身体測定にも注意しながら、心配事は先生に相談したり、自ら小児科を受診する意識をもった方がいいでしょう。
成長に大切な「食事」と「睡眠」について
1歳頃までは、あまり成長に差が見られませんが、2歳、3歳と成長するにつれて、身体に差が出てくるのは、乳児の食生活などの影響が何かあるのでしょうか。
そのあたりも保育士さんに聞いてみたところ、やはり「食事」と「睡眠」はとても大事とのこと。これは、乳児に限らず、すべての人に言えることですね。
一概には言えませんが、6ヶ月頃から始まる離乳食の時に、いろいろな食材を食べさせる機会が少ないと、大きくなるにつれ好き嫌いが多くなり、食が細く、体調を崩しやすい傾向にあるようです。
また、きちんと咀嚼せずに食べている子は、肥満傾向にある子が多いということです。食べる物や、食べ方も乳児の頃から気を付けたいことのひとつに挙げられるでしょう。
そして、乳児にとって大事な「お昼寝」も時間ではなく「質」が重視されています。短い時間(保育園であれば決められた時間)でも、きちんと眠れているか、午後のお昼寝では、午前中の活動量に関わらず、眠れているかどうかを注意してみているようです。参考にしていただければと思います。
周りと比べすぎず、我が子をきちんと見て成長を感じよう!
我が子のことになると「きちんと成長してるかな?」とつい不安になってしまうもの。最近ではSNSで同じ月齢の子を簡単に探せてしまう時代なので、周りと比べて「うちの子は成長が遅いのかもしれない…」と考えすぎてしまう人も多いようです。
しかし、きちんと成長曲線(発育曲線)におさまっていれば基本的に問題ありません。
背が高い、低い、痩せている、ぽっしゃりなど、大人にとっては、特徴になったり、コンプレックスになることもあると思いますが、乳児のうちは、小さな変化は見逃さず、且つ、神経質になりすぎず、ママ友との情報交換や小児科の受診などを上手に利用して、成長を見守っていければいいですね。
お風呂は赤ちゃんの些細な変化がわかる場所。お風呂にドボンと浸かってお肌をなでてあげるだけで汚れがスッキリする「洗いと癒し」が叶う入浴剤「ベビタブ」。
スキンシップをしながら我が子の変化を見逃さないようにしましょ。
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