絵の具を使ったお絵描きには、ダイナミックな筆使いや色のグラデーションなど、クレヨンや色鉛筆とは違った楽しさがあります。しかし、絵の具で遊んだ後の片付けを想像すると、なかなか絵の具遊びに前向きになれない方も多いのではないでしょうか。また、幼児に絵の具はまだ難しいのでは?と考える方もいるでしょう。

 

我が家の長男は、保育園の年中の頃から熱心に絵の具で絵を描くようになりました。その独創的な絵(親バカですね)に私も夢中になりました。そこで、今回は我が家での体験を元に、幼児が絵の具遊びをする際のポイントや、後片付けが楽になるちょっとした工夫をご紹介します。

 

 

 

絵の具遊びへの導入

 

 

初めて絵の具を使う子供にとって、絵の具は未知の道具。どう使えばよいかわからない状態で、「さあ絵を描いてごらん」と言われても困ってしまう子もいるでしょう。親が教えても、「自分でやりたい!」となかなか説明を聞いてくれないかもしれません。

 

 

絵具遊び、いつからスタートする?

 

そこでおすすめなのが、幼稚園や保育園で絵の具を使ったお絵描きを体験したタイミングで、自宅でも絵の具遊びをスタートさせてみるという方法です。

 

パレットや筆の使い方などは園で習ってくるので、家で再度教える必要がなく、すぐにお絵描きタイムを始めることができます。また、園での「楽しかった」という記憶が新しいうちに家でも取りかかれるので、子供も前向きに取り組んでくれますよ。

 

 

 

絵を描くだけじゃない!?絵の具を使った表現遊び

 

 

絵の具を用意して、「さあお絵描きしよう」と子供を見ると、その手に絵の具がべっとり…という経験はありませんか?子供は柔軟な発想でさまざまな遊びを思いつきます。それはそれでOK!子供がやりたいように遊ばせてみると、お絵描き以上に満足できる遊びが見つかるかもしれません。

 

 

色を混ぜる

 

赤と青で紫、赤と黄色でオレンジ、など、色と色とを混ぜ合わせると別の色になるということは、大人にとっては当たり前のことですが、子供にとっては驚きの発見です。好奇心のおもむくままに、「色混ぜ」遊びを楽しむのも良いですね。

 

パレットの上で色と色を混ぜて遊ぶうちに、全色混ぜ合わせてしまい、パレットが真っ黒になってしまうかもしれません。親としては「絵の具がもったいない」と感じるかもしれませんが、それも子供の大切な体験!口をはさみたい気持ちをぐっとこらえて、見守りましょう。最終的に濃いグレーのような色一色になってしまったとしても、子供が満足しているのであればそれ以上の遊びはありません。

 

 

色水をつくる

 

夏であれば、水を使った絵の具遊びが楽しいです。プラコップなどの透明な容器に水を入れ、水に絵の具を溶かして遊びます。絵の具が水に溶けていく様子を眺めたり、水の中で色を混ぜてみたりと、さまざまな楽しみ方があります。色々な色水をいれたコップをジュースに見立てて、ジュース屋さんごっこもできます。

 

 

手で描く

 

手のひらや指先に絵の具を塗り、画用紙に手形をつけてみたり、指で点々をつけてみたりして、体を使ってお絵描きも楽しいです。まだ筆を使いこなせない小さな子供でも、手なら簡単です。

 

絵の具を手に塗る感覚は独特なので、嫌がる子供もいるかもしれません。しかし一度その独特の感触にハマってしまったら、手だけでなく腕や顔にも絵の具を塗り出してしまうかもしれませんね。絵の具に親しんでくれるのは有難いですが、絵の具のついた手であちこち触られたら、親としてはたまったものではありません。そこで、次の段落では、こういったダイナミックな絵の具遊びをする際のちょっとした工夫をご紹介します。

 

 

 

ママの心が楽になる絵の具遊びの工夫

 

 

子供が絵の具を使う際、家の中や衣類などを「汚さないように」気を付けることは至難の業です。アレコレ注意しているうちに、遊び自体がつまらなくなってしまうことも。そこで、「汚さない」のではなく「汚れても良い環境を作る」という方法に切り替えてみてはいかがでしょうか。きっと心が楽になりますよ。

 

 

汚れても良い服装で

 

どんなに気を付けていても、絵の具が体や服についてしまうのを防ぐことはできません。大人でも絵を描く時は汚れても良い服装で描きますよね。子供も同じ。汚さないようにと気を付けるのではなく、汚れても良い服装で絵の具遊びに挑みましょう。

 

黒や濃いグレーなどの服であれば、絵の具で汚れてしまっても洗濯すればシミが目立ちません。また、スモッグやエプロンなどを着用させて絵の具遊びをさせても良いですね。

 

 

お絵かきする場所は?

 

絵の具の筆が紙からはみ出してしまったり、色水がこぼれてしまったり、絵の具のついた手であちこち触ってしまったり…。絵の具遊びにはそういった絵の具の汚れがつきものです。しかし、絵の具で遊んだ後の部屋を片付けたり掃除したりする手間は最小限に済ませたいもの。また、壁紙やカーペットなど絶対汚したくない場所もあります。

 

絵の具遊びのための場所選びのポイントは、まず遊ぶ場所を一か所に絞ること。子供が絵の具で遊びながらあちこち動き回ると、動いた分だけ掃除をしなければいけなくなり、その分手間がかかります。

 

また、絵の具で遊ぶスペースを事前にしっかり養生しておくという方法もありますが、私はあえて養生せずにそのまま使わせます。準備のための手間も時間も省略できるので、思い立ったらすぐに絵の具遊びできるのがメリットです。絵の具は水性なので、テーブルや床が汚れてもさっと水拭きすればすぐに綺麗になります。

 

また、お風呂場やベランダ、庭など、派手に汚れても良い場所を選ぶという方法もありますよ。絵の具で遊んだ後は、そのままシャワーで子供も丸洗いしてしまいましょう!

 

 

濡れた画用紙の置き場所は?

 

絵の具がついた画用紙はなかなか乾きません。そのまま部屋に置いておくと、誤って触れてしまった場合に手や服が汚れてしまいます。

 

我が家では、子供が通っていた保育園でヒントを見つけました。絵の具で描いた絵は、洗濯物干しにつるして乾かすのです。

 

引用:Instagram

 

こうすれば、何枚も絵を描いても置き場所に困らないですし、絵に触れてしまい手や服が汚れる心配もありません。

 

 

 

どんな絵の具を使う?

 

一般的な絵の具はチューブタイプのもの。パレットに必要な分の絵の具を出し、水で溶かしながら使います。しかし、小さな子供の場合、絵の具を出し過ぎてしまったり、筆にたっぷり取った絵の具を画用紙に厚塗りしてしまったりする場合も。厚塗りした絵の具はなかなか乾かなく、手や服を汚してしまうリスクもあります。

 

気になる場合は、水で溶かすタイプの固形絵具を選んでみてはいかがでしょうか。

 

引用:Instagram

 

チューブ絵具のような厚塗りの心配はありません。絵の具とパレットが一体化したものもあるので、絵の具道具一式をコンパクトに収納できる点もメリットです。

 

 

 

自分にあった方法で絵の具遊びを楽しんで

 

 

準備や後片付けが大変だと思われがちな絵の具遊び。しかし、コツをつかんでしまえば、ママの心も楽になりますよ。上手に描けた絵はフレームに入れれば立派なインテリアにもなります!ぜひ親子で絵の具遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。