赤ちゃんとの生活の中で欠かす事のできないアイテムがおむつ。出産したその日から、数時間に一回のおむつ替えが生活の一部になります。海外と比較しても日本のおむつは品質が良いと言われていますが、それでも漏れる、かぶれるなどの悩みはつきません。毎日使うものだからこそ、ちょっとしたトラブルが積み重なって赤ちゃんやママにとっての大きなストレスになる事もありますよね。

 

おむつ売り場に行くと、様々なメーカーのおむつがずらりと並んでいますが、まずは基本的なおむつの選び方についてご紹介します。そして、漏れる、かぶれるなどのお悩みに対して、それぞれの原因と対策方法についてまとめてみました。

 

基本のおむつの選び方

 

 

おむつは大きく分けて二つのタイプがあります。

 

 

テープタイプ

 

まずは新生児期からハイハイ期くらいまで履く事ができるテープタイプのもの。テープタイプのほうがサイズの調節がしやすいので、成長の早いこの時期はテープタイプのほうがおすすめです。

 

テープタイプのおむつの場合は、おむつ替えをするたびに、赤ちゃんにゴロンと横になってもらう必要があります。

 

 

パンツタイプ

 

そしてハイハイ期以降の赤ちゃん向けのパンツタイプです。ハイハイ期くらいからパンツタイプのおむつに切り替えるのは、赤ちゃんの足さばきが活発になってくる事が理由です。パンツタイプの場合は、赤ちゃんが立っている状態でもおむつ替えが可能です。

 

ちなみに、日本では主流のパンツタイプですが、アメリカやヨーロッパなどの海外ではそこまで流通していないようです。日本ならではのアイデア商品なんですね。

 

おむつのタイプ以外に、おむつの選び方についてどんなポイントがあるのか見ていきましょう。

 

 

  おむつの選び方のポイント

 

 

  サイズ(赤ちゃんの体重)で選ぶ

 

まず目安となるのが、オムツのサイズです。おむつのパッケージにはS、M、Lなどのサイズ表示がありますが、その隣に赤ちゃんの体重の目安が書かれています。その基準に沿っておむつを選ぶと丁度良いサイズになります。

 

 

  性別で選ぶ

 

メーカーによっては、男の子用と女の子用が分かれている場合もあります。パンツタイプのサイズが大きくなってきたら気を付けたいポイントです。

 

 

  フィット感で選ぶ

 

メーカーによって、腰回りのフィット感や股上の長さなどが若干異なります。色々なメーカーのおむつを試してみて、その子の体形にあったデザインのおむつを選んでみましょう。

 

 

  素材で選ぶ

 

こちらもメーカーによって、吸収率や素材に若干の違いがあります。また、最近ではオーガニックコットンを配合した肌触りのよいおむつも販売されています。特に敏感肌の赤ちゃんは、色々なメーカーのおむつを試してみると良いですね。

 

 

おむつトラブルを解決したい!お悩み別の原因と対策まとめ

おむつには色々なトラブルがつきもの。お悩みごとに詳しくその原因と対策を考えていきます。

 

✖︎ 漏れる

 

おむつトラブルの中でも圧倒的に多いのが、「漏れる」というお悩み。月齢が低いうちは、ウンチ漏れが、そして年齢が上がると尿の量も増え、おしっこ漏れが気になりますよね。

 

 

✖︎ 低月齢のウンチ漏れ(背中)

 

月齢の低い赤ちゃんのウンチは、液体のような状態で漏れやすいです。ウンチ漏れの原因は、おむつがゆるい事やウンチの量が多い事。赤ちゃんに合ったサイズのおむつを履かせ、お腹周りのテープはしっかりと留めましょう。

 

しかし、ウンチがたくさん出た後などは、どうしても漏れやすくなります。そんな時は、股上の深いおむつを選んだり、おむつを深めに履かせてみたりと調整してみるのも一つの手ですね。

 

 

✖︎ 外出中のウンチ漏れ

 

外出時にウンチが漏れてしまった場合は、着替え後の臭い対策も気になるところ。我が家では消臭タイプのポリ袋を持ち歩いて、おむつのゴミや汚れた衣類の臭いが出来るだけ気にならないように工夫していました。

 

驚異の防臭袋BOS

おむつが臭わない袋

出典:amazon

 

 

✖︎ おしっこの漏れ(太ももなど)

 

夜やお昼寝中に、おしっこが漏れてしまい、太ももや横腹あたりの洋服におしっこがしみてしまう事があります。これは、おむつが吸収できる量よりもおしっこの方が多いのが原因です。

 

おむつのサイズを見直したり、寝る前にトイレに行く習慣をつけさせたりすることで改善する場合があります。

 

 

✖︎ 男の子に特有のおしっこ漏れ(お腹)

 

おむつを替えたばかりなのに、お腹周りにおしっこが漏れてしまったという経験はありませんか?男の子の場合、おちんちんの向きによっては、おへそのあたりにおしっこが漏れ出してしまう場合があります。

 

おむつを替える際には、おちんちんがしっかりと下を向いているように確認することで、このような漏れは防ぐことができます。

 

 

✖︎ かぶれる

 

湿度の高い夏の時期など、おむつかぶれに悩まされる方も多いのではないでしょうか。

 

おむつかぶれの原因は、おしっこや汗による湿気がおむつの中にこもってしまう事です。まずはこまめにおむつ替えをするのが一番ですが、それでも炎症がおさまらない場合は、皮膚科で塗り薬を処方してもらうと良いでしょう。我が家の子供たちも梅雨の時期や夏場は背中周りが赤くなってしまった事があります。ひどい時は薬を塗って対応し、日常的に保湿剤を塗るなどの工夫をしていました。

 

また、ウンチによる肛門周りのかぶれもあります。ひどい時は、肛門の周りの皮膚がむけてしまったり、真っ赤になってしまったりと痛々しい上に、痛みで夜泣きをする事もあります。気になった場合はすぐに皮膚科を受診すると良いですね。ウンチかぶれ用の塗り薬がありますので、それをしっかりと塗っておけばすぐに改善します。また、おしりふきで拭くだけでも皮膚に刺激を与える場合があるので、ウンチの後は、ぬるま湯で優しく洗ってあげると良いですよ。

 

 

✖︎ 夜の対策

 

日中は特に問題はないのに、夜になると漏れてしまうというお悩みもあります。特に年齢が上がると、一度にまとまった量のおしっこをするので、漏れる量も多くなってしまいますよね。

 

そんな時にまず試したいのは、夜専用のおむつ。夜専用として開発されているだけあり、吸収量がかなり多く安心感があります。

 

また、お布団に敷く防水シーツもあります。これを敷いておけば、万が一漏れてしまっても、お布団への影響を最小限に抑えることが出来て便利ですね。

 

防水シート

オムツ替えマット

 

出典:楽天

 

 

ママライターが実践するおむつ対策


 

我が家の子供たちはまだまだ夜中にたっぷりとおしっこをします。漏れてしまう事もありますし、かぶれてしまう事もあります。そんな我が家の対策をご紹介します。

 

 

 

  子供にトイレに行かせる

 

前項でも書きましたが、夜寝る前に必ずトイレに行ってもらうようにしています。面倒くさがって、「出ないから行かない」と言われますが、「出なくても良いから行ってね」としぶとく言い聞かせています。(そして大抵出ます。笑)

 

 

  寝る前にあまり水分を取らせない

 

子供たちは寝る前にお茶を飲みたがります。夏は暑くて喉が渇き、冬は乾燥して喉が渇くようなのです。しかし、寝る前に水分を取りすぎると、夜中のおしっこの量も多くなり、おむつ漏れにつながる心配があります。そこで、夜寝る前は、コップ半分までとルールを決めています。

 

 

  親が寝る前に一度おむつを替える

 

子供が寝る時間と親が寝る時間には時差がありますよね。我が家ではその時差を利用して、子供が寝ている間に一度おむつを替える事があります。しかし、親が寝るのは子供たちが寝てから大体3時間後くらい。それくらいの間は、まだおむつが濡れていない場合が多く、おむつ替えが出来ない場合もあります。

 

 

  オーガニックコットンのおむつ

 

我が家の次男は、敏感肌なのか、おむつかぶれがひどいです。夏の暑い時期などはかぶれている部分が痒いようで、手でひっかくので赤い湿疹になってしまい、見ているこちらも痛々しかったです。皮膚科で塗り薬を処方してもらいましたが、それ以外にオーガニックコットンが配合されているおむつに変えてみるという対策を行いました。実際のところどのくらい効果があるのかはわかりませんが、肌触りはかなり良いので、気持ちよさそうです。

 

ナチュラルムーニー

無添加 オーガニックコットンおむつ

 

出典:amazon

 

まとめ

子供が生まれると毎日使うおむつ。おむつ漏れやおむつかぶれなどのトラブルは、衛生的にも健康的にも出来るだけ避けたいものです。今回ご紹介したようなポイントに気をつけながら、親も子供も快適なおむつライフを過ごしたいですね。