クリスマスツリーの飾り付けやアドベントカレンダーなど、12月に入るとクリスマスに関連した楽しみが増えます。日が暮れる時間が早く、寒い冬の時期は、家で過ごす時間が増えます。昔の人々は、家での時間を少しでも楽しく快適に過ごせるように、さまざまな工夫を考えてきたのかもしれませんね。

 

今回ご紹介するのは、自宅で手作りする「お菓子の家」。本場ドイツでは「ヘクセンハウス(直訳すると「魔女の家」)」と呼ばれているそうですが、つまりはクッキーやキャンディーなどのお菓子を組み立てて作られたミニチュアサイズの家型のお菓子のことです。魔女の家というネーミングは、童話「ヘンゼルとグレーテル」に由来しているのでしょう。

 

最近は日本でも人気が高まっている「お菓子の家」作り。さまざまなキット商品が販売されているので、簡単に豪華な作品が完成しますよ。このクリスマスに、ぜひ親子で挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

 

気軽に作りたい方にはキットがおすすめ!

 

「お菓子の家」はその名の通りお菓子でできています。家のベースとなるのはクッキーで、そこにアイシングを使ってさまざまなお菓子の飾り付けを行っていきます。お菓子作りは楽しいですが、材料を揃えたり計量したりするのは正直面倒と感じてしまうこともありますよね。また、子供が小さいご家庭の場合は、クッキー作りは省略して飾り付けだけ楽しみたいという方もいるかもしれません。そんな時には、「お菓子の家」用のキット商品がおすすめです。

 

スウェーデン発の家具や雑貨ブランドであるイケアからは「ヴィンテルサーガ」が販売されています。スウェーデンのお菓子の家のベースとなるのは、ショウガの風味がきいたスパイシーなクッキー、ジンジャーブレッドです。説明書通りに組み立てるだけで、立派なジンジャーブレッドハウスが完成します。クッキー同士をくっつける接着剤の役割をするアイシングと、家を飾り付けるお菓子はこちらのキットにはついていません。

 

 

VINTERSAGA ヴィンテルサーガ(店舗購入のみ)

参考URL:https://www.ikea.com/jp/ja/p/vintersaga-gingerbread-house-40374295/

 

無印良品では、クッキー生地から手作りするためのキットが販売されています。クッキー生地は、なんとプレーン、ココア、抹茶の三種類のカラーバリエーション!作るのは大変そうですが、完成したら達成感を感じられそうです。こちらのセットには、アイシング用の粉砂糖はついていますが、クッキー用に別途砂糖や卵などの材料が必要になります。

 

 

自分でつくる 生地からつくる ヘクセンハウス 1台分

参考URL:https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344310144

 

無印良品では、焼かれたクッキーが入った「自分でつくる 組み立てる ヘクセンハウス 1台分」も販売されています。(ネットストアでの取り扱いは無し。)

参考URL:https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344310151

 

クリスマスになる前に売り切れてしまう場合もあるようなので、気になった方はお早めに入手されると良いと思います。

 

 

実は自分で作るのも難しくない!?

完成品を写真などで見ると、とても豪華で複雑そうに見えるので、「手作りするのは難しいのだろう」と思われがちなお菓子の家。しかし、実際にクッキーの型さえ取れれば、一般的なクッキーを焼くのと同じ手順で作ることができます。手作りする方法を知っていれば、上記でご紹介したキットが売り切れてしまっていても大丈夫です。

 

 

専用のクッキー抜型を使う

 

 

家の形を作るために屋根や壁の形のクッキーを焼く必要がありますが、実はお菓子の家の専用の抜型というものがあります。

参考URL:rakuten.co.jp

 

自分で型紙を作る

インターネットで「お菓子の家 型紙」などのキーワード検索をすると、色々な人が無料で提供しているお菓子の家の型紙を見ることができます。

 

https://mainichi.jp/articles/20191215/ckp/00m/100/002000c

 

クッキーが焼けたら、アイシングを使って家を組み立て、お菓子で飾り付けします。クッキーのレシピは、自分の好きなレシピを使えばOKです。ただし、あまり柔らかすぎたりサクサクし過ぎたりしていたら、お菓子の家を組み立てている最中に壊れてしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

 

ママライターの体験談

 

 

昨年、長男と長男のお友達家族を誘って、初めてお菓子の家作りに挑戦してみました。使ったのは、イケアのジンジャーブレッドハウスキットです。クッキーがすでに焼かれた状態で箱に入っていたので、アイシングを作って組み立てる段階からチャレンジしました。

 

ここで想定外だったのが、アイシングでクッキー同士をくっつけるのが結構難しかったこと。アイシングをたっぷりつけても、クッキー同士がなかなか固定せず、最終的には大人がクッキーをあちこちから手で押さえながらなんとか家を組み立てました。

 

その後、組み立てた家にチョコレートなどのお菓子をカラフルに飾りつけるのは、子供たちの仕事。大好きなお菓子を好きなだけ飾ることができ、とても楽しかったようです。

 

 

そうこうしながら完成したお菓子の家ですが、ようやく飾り付けが終わったと思った途端、子供たちの手が!親たちは「ちょっと待って!!!」と必死に子供の手を押さえながら写真撮影しました。一通り写真撮影が終わったら、子供たちはできたばかりのお菓子の家を即くずしにかかっていました。鑑賞する余裕はなかったです。

 

気になるお味ですが、とても甘かったです。ジンジャーブレッドは元々長期保存用なので、通常のクッキーより砂糖がたくさん入っているのだと思います。それに加えて、アイシングでたっぷり砂糖を使い、チョコレートなどのお菓子を盛っているので、甘さが倍増。ひとかけ食べるだけでもブラックコーヒー何杯も飲めそうでした。

 

今年は、甘さ控えめのクッキー生地で小さなお菓子の家を手作りしてみようと思います。

 

年で一度の思い出作りに!お菓子の家はおすすめ

 

 

作る楽しみと飾る楽しみ、そして食べる楽しみなど、さまざまな楽しみ方ができるお菓子の家。今年のクリスマスにはぜひ親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。