初めての赤ちゃんとの暮らしには「困った!」はつきもの。特に最初の数か月間は、授乳、抱っこ、寝かしつけの連続で、こんな毎日を永遠に続けなければならないのでは?と思ってしまう程、何度も何度も同じことの繰り返しが続きます。
そんな中で、毎日少しずつ赤ちゃんの成長が実感できるのがお風呂タイムです。
最近では便利グッズやアイテムが充実しているので、うまく活用して赤ちゃんとのバスタイムを楽しんでみてくださいね。
赤ちゃんのお風呂の入れ方!上手に入れるコツ、一人でも楽々な便利グッズとは?
大人と一緒に入れるのは生後1〜2ヶ月後
生まれたばかりの時は、ベビーバスにすっぽりと納まっていた赤ちゃんも、2か月を過ぎる頃にはベビーバスから手足がはみ出る程の大きさまで成長することも。通常1~2か月を過ぎる頃から、親と一緒にお風呂に入る事ができます。生まれてから数か月のあっという間に、赤ちゃんはものすごいスピードで成長しているという事が良くわかりますね。
さて、大人と一緒にお風呂に入る事ができると言っても、生後数か月の赤ちゃんはまだ立つ事もお座りもできません。首座り前は、しっかり首も支えてあげる必要があります。身体を丁寧に洗い、湯冷めもさせないよう気を配り、もちろん危険のないように、と色々考えていると、心配ばかりが膨らみ、お風呂タイムが憂鬱になってしまう事も。
お風呂に対して前向きになれない場合は、自宅の脱衣所とお風呂場を見渡し、お風呂の流れをシュミレーションしてみることをおすすめします。
Contents
沐浴を卒業した赤ちゃんのお風呂の入れ方とは?
首座り前の赤ちゃんを大人一人でお風呂に入れるのはとても大変です。基本的には、大人二人で役割分担しながら入れるという方法が一般的です。
基本の入れ方(パパ・ママの二人で入れる場合)
【手順1】入浴介助する大人が頭・身体を洗う
まず大人一人(ママとします)が先に浴室に入り、自分の身体を洗っておきます。(シャワーを使うことによって、バスルームが十分に温まり、一石二鳥です。)
【手順2】赤ちゃんを脱衣所へ連れてくる
もう一人の大人(パパとします)が赤ちゃんを脱衣所まで連れてきます。洋服とオムツを脱がせ、首を支えながら浴室内のママに赤ちゃんをしっかりと渡します。
【手順3】赤ちゃんを洗う
ママは赤ちゃんの首をしっかりと支えながら、まずは赤ちゃんの身体を洗います。ガーゼを湿らせて優しくなでるように洗うと良いでしょう。洗い場にはバスマットを敷いたり、ベビーチェアなどがあるとなお便利です。
【手順4】赤ちゃんの着替えやスキンケア用品を用意する
パパはその間、居間などの温かい場所に、赤ちゃんのオムツと衣類を準備しておきます。赤ちゃんが出てきたらすぐに着替えられるよう用意周到に。
【手順5】赤ちゃんと湯船につかる
ママは赤ちゃんの首をしっかりと支えながら湯船に一緒につかります。ママと赤ちゃんが向き合うような姿勢で入ると良いでしょう。
【手順6】赤ちゃんをタオルで包み、拭く
パパは脱衣所でバスタオルを広げた状態で赤ちゃんを抱っこできるようにスタンバイしておきます。赤ちゃんがお風呂から上がるタイミングで、バスタオルで赤ちゃんをしっかりと受け止めます。その場でよく水気を拭いてから、湯冷めしないようバスタオルでしっかり赤ちゃんをくるみ、衣類をセッティングしてある場所へ移動します。
【手順7】赤ちゃんのスキンケアをする
温かい場所に着いたら、衣類を着せる前にもう一度赤ちゃんの身体を優しくしっかり拭きます。そして、身体全体を良く観察します。傷や赤みなど、昨日に比べて変わったところはないかどうか確認します。おへそや耳掃除をする場合はこのタイミングで。また、赤ちゃんの肌はデリケートなためしっかりとスキンケアをして保湿をしてあげましょう!
【手順8】赤ちゃんのおむつ&洋服を着せる
オムツをはかせ、衣類を着せます。髪の毛は良く拭けばすぐ乾くので、ドライヤーなどの必要はありません。その後、母乳やミルクで水分補給をしましょう!
ひとりでも安心!赤ちゃんをお風呂に入れる方法
パパとママの二人で協力してお風呂に入れるのが一番良いですが、毎回二人で入れられるとは限りませんよね。ママ(もしくはパパ)がひとりで入れなくてはいけない時の方法をご紹介します。
必要なものを事前に準備しておこう!
ワンオペでお風呂に入れるときに大切なポイントは、赤ちゃんがお風呂から上がったときに必要なものを事前に準備しておくことです。それだけで、慌てずにスムーズにお風呂に入れることができます。
【必要なもの】
・赤ちゃん用ソープ
・バスタオル
・赤ちゃんの着替え
・おむつ
・スキンケア用品
・綿棒(鼻や耳のケア)
・水分補給できるもの(水や麦茶・ミルクなど)や授乳の準備
ママひとりでお風呂に入れる場合の流れ
【手順1】ベビーバスもしくは浴槽にお湯をためる
お湯が熱くなりすぎないように、湯船の温度には注意しましょう。お風呂を楽に入れる工夫として沐浴剤を使うのもオススメです。
【手順2】赤ちゃんの入浴グッズを準備する
先ほどお伝えした通り、事前に必要なものを全て準備しておきましょう。ママはバスローブなどがあると便利です。
【手順3】ママが先に洗い、赤ちゃんは脱衣所で待機
このときバウンサーやハイローチェアなどを使って赤ちゃんを脱衣所に待機させておくと便利。
【手順4】赤ちゃんの身体を流す
まずは簡単に赤ちゃんの身体をシャワーで流し汚れを落とします。
【手順5】赤ちゃんと一緒にお風呂につかる
赤ちゃんと一緒にお風呂につかりましょう。目を合わせたり会話をしながらスキンシップをすると、赤ちゃんもママも楽しめます。
【手順6】赤ちゃんの身体を洗う
赤ちゃんの頭や身体をベビーソープで洗います。
【手順7】再び赤ちゃんとお湯につかる
赤ちゃんの様子を見ながら、のぼせないように気をつけましょう。
【手順7】身体を拭く
お風呂から出たらすぐに準備しておいたバスタオルで赤ちゃんを包みます。そして、ママも風邪をひかないように自分の身体を拭きましょう。バスローブなどがあると便利です。
【手順8】赤ちゃんのスキンケア&着替え
赤ちゃんの身体をしっかり拭いたら一年中しっかり保湿をしてあげましょう。綿棒を使って鼻や耳のケアをしてあげたら、おむつをつけ、洋服を着せてあげましょう。赤ちゃんはとっても汗っかきなので、着せすぎには注意しましょう。
【手順9】必要に応じて赤ちゃんに授乳&水分補給
最後に水分補給をします。授乳中の場合は、母乳やミルクでかまいません。あえて白湯などを与える必要はありません。
mamioh編集部(育児休暇中ママの体験談)
ワンオペお風呂は赤ちゃんと別々で、生後5ヶ月でもベビーバスを使用中!
我が家は基本、パパが子供をお風呂に入れています。平日は仕事で子供に関わる時間がほとんどないため、せめてお風呂の時間だけでも!と実践中。しかし、帰りが遅い日は私がワンオペでお風呂に入れなければなりません。
誰かのサポートがなくワンオペで赤ちゃんと一緒にお風呂に入る場合、自分が洗っている間赤ちゃんを待機させていなければいけないし、自分の体を拭いたり頭を乾かしたり、ましてやスキンケアまで、全てをこなすのは本当に大変!神経も使う重労働です。不器用な私にはハードルが高かったので、思い切って「ワンオペの時は別々にお風呂に入る」ようにしています。
着替えとおむつ、スキンケアに必要なアイテムをあらかじめ用意
生後5ヶ月を過ぎた今も赤ちゃんはベビーバスを使ってお風呂に入れ、私は主人が帰ってきてからお風呂に入ります。身長も体重も比較的大きめな我が子ですが、なんとかベビーバスでも大丈夫。あともう少し耐えられそうです(笑)
機嫌が良ければハイローチェアに乗せ、脱衣所で待っていてもらうことも♪
別々でお風呂に入るメリットは、心に余裕が持てること。赤ちゃんのお世話に集中できるので安全ですし、私も一人でゆっくりお風呂に入れるのでリラックスでき一石二鳥です。我が家は、夕方の19時までには子供をお風呂に入れ、スキンケアや授乳などのお世話をしてから、1時間以内には寝かしつけをするというのが夜のルーティン。
家庭によってそれぞれ夜の過ごし方があると思うので、一概には言えませんが、今のところ私にはこの方法が合っているかなーと思います。こんな方法もあるんだなーという程度に参考にしてみてくださいね。
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赤ちゃんとのお風呂タイムを充実させるコツ
お風呂の時間は、リラックスして身も心も温まる時間です。赤ちゃんの事ばかりに気を取られ、実は親の方は全然温まっていなかったという事では、風邪をひいたりストレスをためてしまったりと不調の原因になってしまう場合もあります。
コツをおさえて、楽しいお風呂タイムにしましょう。
上手にお風呂に入れるコツ
ポイント1)
バス用品や着替えなどの用意は多めに用意。
赤ちゃんとのお風呂は予想外なことも。備えあれば憂いなしです。1人でお風呂に入れなければならない時はバスチェアなどが便利でした◎
アップリカ(Aprica) バスチェアー
新生児から はじめてのお風呂から使えるバスチェア
¥3,785円(税込)
ポイント2)
リラックスタイムという事を忘れずに。
赤ちゃんをしっかり入れたら、残りの時間は自分もゆっくりと温まりましょう。あえて一緒にはいらず、別々に入る方法もおすすめ。生後6ヶ月くらいまでであれば、サイズは無理やり感もありますがベビーバスに入れて赤ちゃんだけを入れることもできますよ。
ポイント3)
赤ちゃんの様子をしっかり観察する。
赤ちゃんの身体に特に変化がなくても、「いつもの状態」を把握するためにしっかりと時間をかけて観察しましょう。毎日の観察の積み重ねによって「いつもと違う」がわかるようになります。
ポイント4)
浴室や脱衣所を温めておく。
冬場は浴室や脱衣所が極端に寒いこともあります。部屋全体が温かければ、着替えなどに少しくらい手間取ってもすぐには湯冷めの心配はありませんので、事前に温めておくようにしましょう。
ワンオペお風呂が大変!?親が一人で入れる時の対処法
大人二人で赤ちゃんをお風呂に入れるのが基本ですが、ご家庭によっては大人が一人で赤ちゃんをお風呂に入れなければいけない場合もあるでしょう。
そんな時に便利なグッズやアイテムをご紹介します。
一人お風呂も安心の便利アイテム4選
1,バスローブとヘアキャップ(大人用)
赤ちゃんをお風呂から出し、着替えさせている間、ママはバスタオル一枚だけという事では、ママが風邪をひいてしまうかもしれません。お風呂上りに、まずは赤ちゃんをさっと拭いてバスタオルでくるんだ状態で安全な場所に寝かせ、ママがバスローブとヘアキャップを身に着けてしまえば、後はゆっくり赤ちゃんのケアをすることができます。また、おしゃれな雰囲気なので気分も盛り上がります。あえて、一緒には入らず別々に入る方法もおすすめですよ。
2,バウンサーやバンボ椅子など
ママが一人で赤ちゃんをお風呂に入れる場合、まずはママが一人でお風呂に入っている間、赤ちゃんに脱衣所で待っていてもらう必要があります。お風呂場のドアを半開きにしておくなどの工夫で、どうにか赤ちゃんから目を離さずに入る事はできますが、赤ちゃんが動いてしまうとどうしようもありません。そこで、バウンサーやバンボ椅子など、赤ちゃんが動かずに座って待っていられる椅子を脱衣所に用意しておくと便利です。
ベビービョルン
バウンサーバランスソフト Air
15,168円(税込)
3,浴室暖房
冬の寒い時期など、脱衣所や浴室が冷え切っていると、せっかくお風呂でしっかり温まっても湯冷めしてしまう可能性があります。そこで、浴室暖房機能がついているお風呂をお持ちのご家庭は、ぜひ浴室の予備暖房を活用してみてはいかがでしょうか?お風呂場と脱衣所のドアをあけておけば、脱衣所も一緒に温まるので効果抜群です。
4,石鹸不要の入浴剤
ワンオペで大変だからこそ、あえて「ベビーソープで赤ちゃんを洗う」というのを省いてしまうのも一つの手です!
石鹸不要で楽々!
沐浴剤としても使えるベビタブ
重炭酸入浴剤Babytab(ベビタブ)
4,818円(税込)
ベビタブは無添加で肌に優しく、新生児から沐浴剤としても使えるので、ベビーソープでゴシゴシと身体を洗わなくてもキレイを保つことができるのです♪
500円玉くらいの大きさのタブレットを浴槽に3つ、ベビーバスだったら1つ入れ、溶けきったら親子で入るだけ。赤ちゃん、子供、髪の短いパパも頭からザブザブかければシャンプーなしでもすっきり爽やかなので、とても簡単にお風呂が済んじゃいます。
石けんを使わないので「ベビーソープの泡が目に入ったらどうしよう」とか「手が滑ってしまったらどうしよう」などの心配がありません。また、化学洗剤を使わないので赤ちゃんのお肌の潤いバリアを壊すことなく洗えるのが大きなポイントです。
パパもママも時間が取れるときは、ぬるめのお湯で長めに浸かってみてください。育児と仕事の疲れがやわらぎますよ。
赤ちゃんをお風呂に入れる際の注意点
お風呂に限った事ではありませんが、赤ちゃんをお風呂に入れる際に気を付けたいのは、決して赤ちゃんから目を離さないことです。
子供の成長は早く、全く予期できません。寝返り前の赤ちゃんでも、足を使って突然驚く距離を移動したりします。念には念を入れて、特に高いところや水回りなどの危険な場所には、絶対赤ちゃんを一人にさせないよう安全対策をしましょう。
お風呂上り、赤ちゃんが泣き止まない
いつもと様子がおかしい・・・?!
いつもと同じようにしていても泣き止まず、泣きかたもちょっと違う。。
そんなときは「中耳炎」が原因かもしれません。言葉を伝えることができない赤ちゃんは「お湯が耳に入ったー」「耳が痛い~」とは言えないので、泣くしかありませんよね。
あれ?と思ったときは耳鼻科に連れて行ってみましょう。(中耳炎はママさんあるあるのようです)赤ちゃんや子供はよく中耳炎になりますからね・・・。
お風呂で赤ちゃんの成長を感じる
愛おしくてしかたのない赤ちゃん。お尻のあたりにある青っぽいあざは「もうこはん」といいます。
二歳頃までは色が強く、個人差はあるものの小学校2年くらいまでに消えるようです。体に悪影響はありません。私は母に「消えないのは赤ちゃんと同じ」と言われていたので、子供ながら早く消えないか気にしていたのを覚えています。
もうこはんが消えてしまう頃には、親子でのお風呂も卒業、というサインかもしれませんね。。そう考えると、なんだか寂しい!!赤ちゃんとのお風呂時間、育児の時間を大切にしよう!と思えますね。
たかがお風呂も、新米ママにとって神経をつかう一大事!
もし育児に疲れてどうしても頑張れない時は、一日くらいお風呂に入らなくたって大丈夫という気持ちであまり気負わずに取り組んでみましょう。
一人で入れるのがどうしても辛いと感じてしまう場合は、赤ちゃんが何か月になるまでと割り切って、ベビーバスを使っても大丈夫。
また、沐浴の時期が終わり、「ベビーバスは片付けてしまった!」なんて時は、清潔にお手入れをした洗面所にお湯をためて手短に済ませていたこともありました。
絶対にこうしなくてはいけない!ということはありませんので、我が子と生活していて一番わかっているあなたがいいと思った方法を選択するのが良いのではないでしょうか。
私も最初のころは、「赤ちゃんの生活リズムを整えなければ」と夕食後すぐに赤ちゃんをお風呂に入れていました。しかし、そのスケジュールでは夫は帰宅できず、やむなく一人で入れていましたが、毎日続くとしんどくなってしまいました。
その後、多少遅い時間にはなりますが、パパの帰宅時間に合わせる事で妥協しました。その結果、寝る時間は少し遅くなりましたが、自分の精神的余裕につながったことで、以前より楽にお風呂に入る事ができるようになりました。
お風呂は赤ちゃんもママもリラックスして一日の疲れを癒す時間。色々と試行錯誤しながら少しずつ慣れて、自分なりのお風呂の入れ方見つかると良いですね。家庭ごとにある育児のカタチ、先輩ママに相談して良いアドバイスを貰うのも一つの手かもしれませんよ。